今日は襟が伸びにくいTシャツを選ぶポイントを書いていこうと思います。
夏は1枚でそれなりに様になるTシャツ。
私も10枚以上を着まわして、普段着からお出かけまで大変重宝しています。
しかしこのTシャツ、ものによって襟元がすぐに伸びてしまうんですよね。
中には1シーズンで襟ぐりが波打ってしまうものも…
かと思えば何年も着ているのに綺麗なままなTシャツもあったり。
生地の違いもあるとは思います。
とはいえどうしてこんなに差があるのだろうと考えたところ、一つの答えを見つけました。
襟が伸びやすいTシャツ、伸びにくいTシャツ。
まず結論から書きます。
ズバリ、襟ぐりの縦の溝がはっきり見えるものは伸びにくい!
以下、襟元が伸びやすいTシャツとそうでないTシャツの画像となります。
上記2枚は伸びやすいTシャツです。
特に1枚目は1シーズン、数回着ただけでヨレヨレになってしまいました。
続いて伸びにくいTシャツ。
こっちはどちらも5年以上着ているもので、2枚目にいたっては写ってはいませんが首の後ろが擦れて破れかけているほど着倒しました。
今では破れかけなのと黄ばみが落ちなくなったことで完全部屋着となっております。
価格帯も素材もほぼ同じこの2枚と2枚のTシャツの違い、もうお分かりかと思います。
そう、襟元の編み方が違うんです。
分かりやすいようにマクロレンズを使って拡大画像を撮ってみました。
▽伸びやすいTシャツ
▽襟元が伸びにくいTシャツ
ブラウンのTシャツは縦横で#のように均一に編みこまれているのに対し、グリーンのものは縦方向にしっかりと編まれて溝ができているのがお分かりいただけるでしょうか。
これがポイントだと思うんです。
そもそも襟が伸びるのは、着たり洗濯をしているうちに生地の横糸が引っ張られて伸びてしまい、生地の編みこみに隙間ができて縦糸が余ってしまうことが原因だそうです。
編みこみが縦方向にしっかりと編まれていれば生地は横に伸びにくくなります。
すると縦糸も余りにくくなり、伸びにくい襟元になる。と考えられます。
その他のポイント
その他の伸びにくい襟元を見分ける方法を調べたところ、以下のようなポイントが見つかりました。
- 襟元が厚い
- 横に伸びにくい素材である
- ポリエステルが入っている
- ゴムが入っている
洗濯の仕方に気をつけよう
選び方はわかったけれど、気に入った、ほしいと思ったデザインのTシャツが伸びやすい編み方をしていることもあるかと思います。
そのときは、洗濯をする際に少し気をつかってみましょう。
- 強い水流で生地を痛めないようにネットに入れる
- 襟元を輪ゴム等で縛る
など、襟を伸ばさないためにはとにかく横に引っぱらないよう工夫をすることが大切です。
干す際には、襟元が下になるようTシャツを逆さにしてハンガーや物干し竿に吊るしましょう。
襟元を上にして干すと水の重みで襟元に負担がかかって伸びやすくなってしまいます。
ズボンやスカート用ハンガーに洗濯バサミで留めて干すのも良さそうですね。
裏返して留めておけば洗濯バサミの跡も目立ちませんのでご安心を。
(裏返すことで日焼けによる色あせも防ぐことができます。)
首まわりのヨレを直す方法
それでもヨレてしまった場合は以下の方法で直すことができます。
- 伸びた襟を縦に軽くひっぱる
- スチームアイロンをかける
縦にひっぱることで伸びてしまった横糸を元に戻し正しい#の形にして固定(アイロン掛け)することで、元の綺麗な襟元になるそうです。
最後に
以上、襟が伸びやすいTシャツと伸びにくいTシャツの違いを書いてきました。
実物を見ることができない通販でも拡大画像が載っていることが多いので、しっかりチェックして購入しましょう。
基本的に服はデザインで選びがちですが、無地Tシャツなどオーソドックスなものはこういうところに気をつけて長く着たいものですね(^^)