今週のお題「わたしとバレンタインデー」
物騒なタイトルですが(笑)
久しぶりにはてなお題を書いていきたいと思います。
今週のテーマは「バレンタインデー」。
そのテーマを見た途端に心の奥底に封印していた思い出が湧き上がってきてしまいまして。
もう恥ずかしさというかなんというか、「あぁぁぁ!!」という気持ちでどうしようもなくなったので、発散するためにあえてブログに洗いざらい書いて昇華させたいと思います。
今日ばかりは超・自己満足な記事なので見なくていいです(笑)
バレンタインデーの黒歴史を抹消したい
2月14日にチョコレートを渡す、というバレンタインの風習は私が小1の頃、20年以上前からありました。
そして個人的には本命・友達ともチョコレート全盛期でした(笑)
初めてチョコレートをあげたのは、小1の頃。
クラスで1番モテていたAくんに、でした。
前日か前々日にお母さんとスーパーに行って、たしかハートの板チョコだったと思います。お小遣いまだなかったので買ってもらって。
でもその年のバレンタインデーは確か日曜日だったんですね。
家に行けるほど積極的な性格でもなかったので、渡せないかも…なんて思ったりして。
でも幼なじみのMちゃんと遊んでいるときにそのことを話したら、「行こうよ!ついてってあげる!」って言ってくれて、Aくん宅に行くことになったんです。
ほんっっっとうにドキドキしました。
あんなにドキドキしたのはバレンタインと最初に有料サイト詐欺ページに飛ばされたときくらいじゃないかしら。ドキドキの意味が違うわ。
チョコを持ってアパートへ行き、階段をのぼって、インターホンを押す。
Mちゃんはアパート前で待機です。
しかしインターホンを押しても、3回くらい押しても、Aくんどころか親御さんも出てこない。
お留守だったんですね。
えー、バレンタインのこの日に、モテ男がー?
マジかー!?
とは言っていませんが(笑)
完全に意気消沈。
Mちゃんの元へ戻り報告し、帰ろうとしてふと横を見ると、なんと郵便受けがあるではないですか。
いやどのご家庭にもありますけど。
見つけてしまったら、チョコ、入れますよね。
無記名で。
今思えばここでやめておけばよかった。
小1なのでメモをつけるとか、そこまで気が回らなかったんだと思います。
背が届かない高さにあったのでMちゃんに抱え上げてもらって、必死になって入れ、「いい仕事したな(`・ω・´)」感いっぱいで帰る私達。
(Mちゃんは面白がっていたと思いますが)
そして月曜日、やりきった私はチョコレートのことなど忘れていつも通り学校へ(鳥頭)
教室に入り、机に教科書を入れてランドセルを片付けに行ったところで、Mくんに話しかけられました。
M「昨日、ポストにチョコ入れた?」
き、きたー!
単刀直入!
私「う、うん…(ドキドキ)」
M「そっか~、いや~、誰のかわからなくて毒入りかと思ったw」
率直な気持ちとしては
ガーン( ̄▽ ̄;)
って感じ。
恥ずかしさはあとから来ますが、その前に小さくても乙女ですから茶化されたことがちょっと悲しかったんですよね。
会話はそれで終わりましたし…。
贈らなきゃよかった…と人生の苦さを味わった小1の冬でした。
しかし私は懲りませんでした。
どちらかというとこっちの方が抹消したい。
よほど抹消したいのか、記憶がところどころ飛んでいることに書きはじめて気づきました。
春になり、Mくんとは2年生でも同じクラスになりました。
まぁ相変わらずの片思いをしながら日々過ごしていたのですが、ある日、女子数人でお菓子を作ろうと集まったときです。
誰かが「好きな人に渡しにいかない!?」と提案してきまして。
やめときゃいいのにね。
私含め3人くらいに好きな人がいて皆「がんばる!」ってなって、それぞれクッキーを作りました。
やめときゃいいのにね~!!(2回目)
ただ提案した、乗っかった子は性格からして100%善意だったと思います。そこは悪くないから言っとく。
それでほかの子がどんなクッキーを作ったのかは覚えていないんですが、私のクッキーは定番ハート型でした。
でね、
なぜかアホみたいにデカかった。
誇張でもなんでもなく、成人女性の手のひらくらいの大きさありました。
厚さは中心部で5枚切り食パンくらい。
ゼリー?みたいなのをたくさん乗せて、見た目はそれなりに可愛いかったと思います。
ただ、デカい。
タイムスリップできるならなんでこれ作ったんや~~~と問い詰めたいです。
むしろ焼く前に作り直させたい。なんで誰も言ってくれなかったの……
大きすぎてラッピング袋に入らないから、タッパーに入れて、「ずっと好きでした」とかなんとか書いた手紙を添えて、Aくんに渡しに行きました。
本当にこれ以上の後悔はありません。
当時と同じアパートへ。
小1のバレンタインデーではMちゃんが一緒でしたが、今度は友達数人が待機しています。
インターホンを鳴らすと今度はちゃんとAくんが出てきてくれました。
「これ読んでから食べてね」とクッキーと手紙が入った袋を渡し、即逃走(笑)
不思議とバレンタインデーより緊張しませんでした。なんでやねん。
そのあと残る2人もそれぞれ好きな人へクッキーを渡しに行ったと思います。
緊張の糸が切れて泣いていた子もいたなぁ。
それよりクッキーがもう悔やまれて仕方ないんですよ。
渡して2~3か月後くらいから後悔しまくっていた気がします。
いや~イタい、イタすぎる。
思い出しながら書いている今とてつもなく恥ずかしいです。
食べられたのかな、あれ。
Aくんがお腹壊していませんように。
結局何日経っても告白の返事はないままクラスは別れ、私は別件で中学卒業まで不登校になり、別々の高校へ…とすっかり疎遠になってしまったためこの話はもう進展することはありません。
恋心もとっくに流れ去り、好きだったこと自体は綺麗な思い出として心に残っています。
チョコレートとクッキーを除いては。
20年以上前のことなのに、不思議と声も顔も覚えているんですよね。
隣の席になって優しくしてもらったことも、断片的にではありますが。
もしこのブログを読まれていたら、多分特定されるでしょう。
Aくん、あのときは困らせてしまってすみませんでした。
そして、優しくしてくれてありがとう。
それでもなんとかいい思い出にしたい…
気づけば中身のない話だけで3000字近く書いておりました。
でもこれで、今後思い出しても恥ずかしさに打ちのめされることはなくなると思います。
ただ、忘れたい黒歴史ではあるものの、後悔はしたくないなぁとも思うんですよね。
というのも、バレンタインにかぎらず子ども時代の恥ずかしさってトラウマになって、行動力にブレーキをかけてしまうようになるかもしれない、と最近実感しまして。
大人になって「やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいい」って思えるように、なんとかいい経験だったことにしたいなぁと思うんです。
じゃなきゃやってられないですよ(本音)
当時の自分に声をかけられるなら、「よくチョコレートとかクッキーあげに行った!」「行動力すごい!」と言いたいですね。
なのでこの記事を読まれた親御さん、もしお子さんが個性的なチョコレートを渡すことがありましたら、どうか黒歴史を増やさないためにも笑い話にするのではなく、良かったところをまず褒めてあげてください(雑なまとめ)