2019年のアニメは放送リストを見て「あんまり見たい作品ないかも」と言いながら毎クール4～8本は見ていました。
特に秋（10～12月）クールは
- 物語が面白い
- 絵が可愛い
- 好きな作品の続編
- キャスト目当て
と各要素が揃っていて。
毎日HDDが火の車でした（笑）
当記事では、そんな2019年のアニメで個人的に印象に残った・面白かった作品を8つ、独断と偏見で選んでご紹介したいと思います。
独断と偏見で選ぶ2019年のベストアニメ8！
はじめに、ネット上で評判が良いアニメがなかったりしますが、地元での放送がなかったり、最初数話を見逃したから今後観る、などの理由があります。
またご紹介する作品はすべて原作未読で視聴していますので、「違いがどうこう」という判断はしていません。
そういう点でもかなり偏った選考をしていますが、何卒ご了承くださいませ。
それでは行ってみましょう！
1.鬼滅の刃
これを挙げないで2019年アニメは語れません。
春・夏と2クールで放送された「鬼滅の刃」は、紹介するまでもないほど大ブームとなりましたね。
主人公・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、妹・禰豆子も鬼にされてしまった。
家族の仇討と禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入って鬼と戦っていくー・・・
みたいな話。ですよね？（下手くそか）
私もとりあえず録画して3話くらいまで録りためていました。
でも実は当時HDD残量がほぼゼロだったため、他のものを録画するために鬼滅の刃は見ずに消そうとしていたんです。
今となっては残しておいてよかったと心底思います。
物語
作画・演出
キャラクター
すべてにおいて魅力的で面白いです！
鬼と戦うということで、まず戦闘シーンがかっこいい。
そして炭治郎がやさしい。
性格が優しいんですけど、そのおかげか周りの空気までも優しくなっていって。
討伐される「鬼」という悪者も昔は人だったりして、回想シーンを見ると、倒されるべき鬼ではあるんですが切なくなりました。
またたくさん出てくるキャラクターの個性が強く、ギャグがちょこちょこ入っていて緩急のバランスもちょうど良い。
戦い以外のところでも心が揺さぶられる作品でした。
2クールでしっかり展開されたことも好印象で、今年のアニメNo.1と言えるのではないでしょうか。
（進撃の巨人3期も候補かなーと想像していますがまだ観ていないので…）
ちなみに好きなキャラクターはしのぶさんです。美しい。
2.どろろ
2019年冬～春クールの作品「どろろ」。
過去に2度アニメ化されているそうですが、今回が初視聴です。
醍醐の国の領主・醍醐景光は地獄堂の十二の鬼神に領土の守護と権力を願うが、代わりに生まれたばかりの息子から体が欠損する。それから16年後、盗みで生き抜く孤児のどろろは、義手に仕込んだ刀で妖怪を倒し、皮膚を取り戻した青年・百鬼丸と出会う。景光の子は川に流されたあと、医師の寿海に保護されていた。彼は百鬼丸と名付けられ、義手と義足をつけて育てられた後、失った体を求めて旅をしていた。どろろは百鬼丸の旅に同行。百鬼丸は妖怪を倒すたび、体を取り戻して行き、どろろにも心を開いて行く。
やがて妖怪を倒しても体が戻らないことに気付いた百鬼丸は、醍醐の国へ向かうと、繁栄を謳歌していた醍醐の国では戦や疫病によって再び国が乱れようとしていた。景光の息子で百鬼丸の弟・多宝丸は、百鬼丸こそが国を滅ぼす鬼神として、百鬼丸に立ち向かう。死闘の末、百鬼丸は多宝丸と最後の鬼神を倒し、全ての体を取り戻す。
景光は再び地獄堂にこもり、亡くなった多宝丸と共に国を守る鬼神となることを願うが、景光に対し百鬼丸は「人として生きろ」と諭し、一人旅に出る。どろろは村人たちに、亡き父親が遺した隠し財産で武士に頼らない新しい国を作ることを提案。百鬼丸との再会を願いながら戦国の世を歩きだす。
録画を溜めこんでしまうことが多い私ですが、どろろは放送翌日の昼食後に見るほど毎週続きが気になっていました。
この作品も全体的に良かったと感じますが、しいて挙げるなら物語にワクワクしました。
妖怪を倒すたびに奪われた五感と両手足をだんだんと取り戻していく、というゲーム感というか、わくわく感。
インパクトのある戦闘シーン。
身体と同時に感情も取り戻していく百鬼丸。
さすが手塚作品ですね。しらんけど。
個人的に、後半で視覚を取り戻した百鬼丸が、どろろのことを「綺麗だ」かなにか言ってどろろが照れまくる、というシーンにニタニタしてしまいました。
兄弟のような師弟のような…名前のつかない関係が微笑ましかったです（^^）
3.約束のネバーランド
冬～春クール放送「約束のネバーランド」。
こちらも放送を録画して翌日すぐに…
と言いたいところですが、4話あたりからしんどすぎたので、録りためておいて全話終了後に一気見しました（^^;）
「鬼」の食べものとして人間を育てているグレイス＝フィールド（GF）（表向きは孤児院）で、自分たちの環境を不審に思った子どもたちが事実を知り、グレイス＝フィールドを脱出するまでを描いているのが1期。
「ヘンゼルとグレーテル」みたいな感じですかね。
もう、1話見ていくごとに寿命が縮んだと思います（笑）
98％シリアスでした。
食用の人間を、いわば飼育しているんですから、そのうち鬼に食べられてしまうわけですよね。
グレイス＝フィールドにいる子たちには旅立ちとかなんとか良い風に言っていますけど、GFを出る＝食われるわけで…。
そんな中で不審に思った主要キャラクターたちが、ママ（子どもたちを育てる・監視する人）の目を盗みながら脱出を図ろうとする様子は、とにかくハラハラしてなりませんでした。
2期が決まっているのでさらにしんどくなるのか…と思うと(T_T)
じゃあ見るな、という話なんですがそうもいきませんよね～。面白いもん。
また一気見になるかもしれませんｗ
4.ダンベル何キロ持てる？
打って変わってなにも考えずに見られたのが「ダンベル何キロ持てる？」。
夏の1クールアニメでした。
端的に言うと、
「可愛い女の子が筋トレを頑張るアニメ」
でしょうか（笑）
ギャグ5割、タメになること5割。
基本的に1話完結で、何話から見ても、頭が疲れていても楽しめます。
また番組の最後に自宅でできるトレーニングを紹介しているので、アニメに倣って筋トレをすればシェイプアップ＆疲れが取れるという効果も！ｗ
筋トレしてみたいけど大変そう…と思っている人はとりあえずこの作品を見ることから始めてみては！
5.荒ぶる季節の乙女どもよ。
暑い季節に爽やかな気持ちにさせてくれた「荒ぶる季節の乙女どもよ。」。
夏クール放送作品でした。
高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。
「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。
その瞬間から、彼女たちは”性”に振り回され始める。
TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式サイト INTRODUCTIONより引用
2話まで見逃しながらも、キャラクターの可愛さからあらすじを追って3話以降見ていましたが、個人的にダークホース的な作品でした。
いやぁ、学生モノは甘酸っぱいですね。
気づいたら「ここで終わり！？」と夢中になっていましたよ。
「性に振り回され始める」と書かれるとちょっと妙な雰囲気をイメージしてしまいますが（笑）
見ているととても初々しくて、思春期らしい暴走っぷりや一生懸命さが微笑ましかったです。
性の話と同時に女子キャラクターの恋愛模様も進行していったり、収束していったり。
おばちゃんキュンキュンしちゃった！
引きこもるかバイトするかだけの学生時代を過ごしてきた自分は少し「こんな風にワーワーしてみたかったな～」と思いました(*´ω｀*)
旅と思春期の恥はかき捨てで良いんだ！
6.Dr.STONE
当記事を書いている前週に最終回を迎え、2期が決定した「Dr.STONE」。
夏～秋の2クールアニメでした。
高校生の大木大樹は、以前より想いを馳せていた小川杠に自分の気持ちを告白しようとしていた。その宣言を聞いた幼馴染の石神千空から心の籠っていない激励を受け、大樹は遂に杠を学校のクスノキの木の前に呼び出して告白に臨む。ところがその刹那、突如空が眩く発光し、地球上の全人類が一斉に石化するという怪現象に襲われてしまう。
五感を失い身動きが取れない大樹は、「杠への想い」だけを糧に長い年月を耐え続けた末に自由な身体を取り戻すが、目前には樹木が生い茂り、風化した景色が広がっていた。大樹は一足先に石化が解けて目覚めていた千空と再会を果たし、彼からこの世界が自分達の時代からおよそ3700年経過しているという現状、そして人類が消えて滅んだ世界で自力で文明を再建させるという決意を聞かされる。自分達の石化が解けた原因が「石の腐食」であると踏み、二人だけで約半年に渡る実験を経て石化を解く「ナイタール」を完成させる。早速、完成品を杠に使用しようとしていた矢先、野生のライオンの群れと遭遇してしまった二人は、逃走する途中“霊長類最強”と詠われていた獅子王司を復活させ危機を脱する。しかし、司は自身の思想に合わない人間を容赦なく排除する危険人物だった。司の本性を知った二人は杠を復活させ、再会を喜ぶ間もなく逃走を図る。
司に対抗できる力を手に入れるため、一同は千空の提案で火薬の原料である「硫黄」確保に箱根へと向かうが、その動向を推察した司もまた箱根へと追跡に向かう。箱根についた三人は遠くに上がる狼煙を見て自分達以外にも生きている人物の存在を知るが、司に杠を人質に取られ、やむなく復活液のレシピを司に渡す。「科学文明の破棄」を目論む司は千空に科学文明を発展させないと約束を求めるが、純然たる科学の徒である千空は、最期まで彼の強迫を頑なに断り続け、遂に頸椎を折られて殺害されてしまう。大樹は友の死を嘆き、その遺体を抱えて杠と共に司から離れるが、千空の人格を知る大樹はそれゆえに「杠を庇って千空が死んだ」事実に疑問を抱く。実は千空の首すじには石化が残っており、石化を解いた際の修復効果での蘇生に賭けたのだ。その意図に気付いた大樹と杠は残された復活液をもって千空の蘇生を試みるのであった。
Dr.STONE - Wikipedia より引用
展開はジャンプの王道「努力！友情！勝利！」という感じで、奇抜さはありません。
でもそこに化学の知識が加わることで単純に「勉強になる作品だなぁ」と思って見ていましたし、化学によってモノが完成する達成感を得ながら物語が進んでいくので、 毎週なにが出来上がるんだろうとワクワクさせてもらいました（^^）
1期での準備期間を経て、2期では司たちとの戦いに重点を置かれるのでしょうから、情報戦・戦闘シーンといった、1期とは違う楽しみ方ができることを期待しながら待ちたいと思います。
7.BEASTARS
フジテレビ系列にて秋クール、現在放送中の作品です。
12月22日現在で残り1話となりまして、続きが気になって生殺し状態です（笑）
肉食獣と草食獣が共存する世界。 食肉が重罪とされるなか、全寮制の名門高校・チェリートン学園では生徒が食い殺される”食殺事件”が起きる。
不安の渦巻く校内で、演劇部の変わり者・ハイイロオオカミのレゴシは『大きい身体』と『鋭い牙』とは裏腹に静かに生活していた。しかし小さなうさぎの女子生徒・ハルとの出会いが、そんなレゴシの心を揺り動かす。
「彼女を求める気持ちは、恋なのか？ 食欲なのか？」 彼が本当に出会ったもの、それは自分自身の本能だったーーー
TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」 INTRODUCTIONより引用
CGアニメというんでしょうか。
ぬるぬる動く絵が正直あまり好きではないため、最初は見るのをやめようかとも思いました。
でも1話を見た時点で面白くて、ぬるぬる感が気にならないくらい見入ってしまいました。
肉食動物と草食動物が共存する世界。
しかも人間のように暮らしている。
という世界観とそれによる問題や対立、葛藤も面白いのですが、単純に主役のレゴシ（ハイイロオオカミ）・ハル（ドワーフウサギ）・ルイ（アカシカ）の三角関係が気になって仕方ありません。
全体を通してネゴシとハルが結ばれることを願ってきましたが、最新話（11話）で少しだけ出演したルイがはちゃめちゃにかっこよかったのでルイにも頑張ってほしかったなぁ…などといろいろ気持ちを動かしてくれる作品でした。
最終話を目前にして新たな壁が立ちはだかってしまったので、終わってしまうのはさみしいけど早く週末が来てほしい！という複雑な気持ちです（^^;）
8.バビロン
2019年秋クールから現在も放送中の作品です。
現在までの流れを説明しておきますと、
- 自殺を肯定する政治家が新域の域長選挙に立候補する
- 一言囁いただけで相手を自殺に促せる女性が現れる
- 主人公は仲間とともに女性（と政治家）を捕まえるため奔走するが・・・
という感じです。
2～3話までは女性の能力が明らかにされていなかったためミステリーとして見ていましたが、1クール目後半で女性（曲世 愛）の力がわかってからはファンタジー要素が強くなってきています。
人によっては「事件解決」と「曲世の無敵な能力」がかけ離れすぎていてハマれないかもしれませんが、個人的にはこの先どうやって曲世を捕まえるのか、すごく楽しみにしています。
ただ過激な表現も出てきますので、ホラーやバイオレンス作品が苦手な方はお気をつけください。
私は最新話（7話）がトラウマになって、しばらく点線を見てゾッとしていました。
…と言いつつ、8話に関してはAmazonプライムで音声の修正なし版が配信されていますのでご興味ある方は見てみると良いですよ（震え声）
見たいけど怖い…！
ちなみにバビロンは秋クールですが、7話まで放送したあとはずっと再放送をしています。
8話は12月30日から放送とのことで、1か月以上のおあずけが解禁されると思うと嬉しくもあり、ハラハラもします(￣▽￣；)
やっぱ2クールは必要
2019年のアニメを振り返ってみると、2クール作品が多かったように思います。
1話完結なら12話でも十分ですが、やっぱり24話以上でしっかりキャラクターに愛着というか思い入れを持てたらより楽しめますね。
今回ご紹介したアニメ（BEASTARSを除く）はAmazonプライム会員であれば全話無料で見られます。
視聴済みの方は今年を振り返る意味で、まだ見たことがない方は年末の楽しみとしてチェックしてみてはいかがでしょうか（^^）
