よしまのメモ帳

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【レビュー】観劇用の双眼鏡にOLYMPUS 8X21 DPC Iを使ってみた。

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最終更新日:2019年11月21日

ここ数か月で観劇の機会が多くありましたので、双眼鏡を新調しました。

元々1つ持っていたんですが、保存時の不手際でカビが生えていまして…( ̄□ ̄;)
良い子はちゃんとシリカゲルなどの除湿剤を入れておいてくださいね!w

ネットやお店で見ながら、今回選んだ双眼鏡はオリンパス 双眼鏡 8X21 DPCI

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今日は、こちらを実際に劇場で使ってみての感想を書いていきたいと思います。

  • 観劇用の双眼鏡を探している
  • コスパの良い双眼鏡がほしい
  • OLYMPUS 8X21 DPC Iってどんな感じ?

という方の参考になりましたら幸いです。

結論を先に言ってしまうと、買って正解でした!

 

観劇用双眼鏡の選び方

その前に、双眼鏡を買うときって「そもそもどんなものが良いの?」と悩みますよね。

1000円くらいで買えるものから、機能が多いもの・良く見えるものを探せば数万円クラスのものまで…

私も知識など皆無でしたのでめちゃくちゃ調べました。

ざっくりまとめると、

  1. 倍率は4~8、最高でも10倍まで
  2. ひとみ径(明るさ)は大きい方がいい。携帯性を考えて5~7㎜が〇。
  3. 実視界6.5°以上

この3点がポイントとのこと。

今まで「倍率が高いほどよく見える」と思っていたのですが、高ければ高いほどブレやすくなるそうです(゜o゜)
大きく見えるメリットとブレやすさのバランスも考えなくてはいけませんね。

観劇なら会場のキャパシティは大きくても2000人前後ですから、それで考えると

1階中ほどで4倍
1階後方・2階席前方で6~8倍
2階後方で10倍

くらいで十分かな、と思います。

また「防振が良い」と聞きますが、持ってみると防振がついたものは重たい・大きいものが多かったです。
舞台や座って観るコンサートであればブレより長時間持っても疲れない軽さのほうが重要なので、こだわらなくて良いでしょう。

現物を見たかぎり、3点のポイントが変わらなければどの双眼鏡でも極端な違いはありませんでした。
多機能・高価なものは差が出るかもしれませんがそこまで興味ありませんし(ひどい)

OLYMPUS 8X21 DPC Iを選んだ理由

そんなポイントと個人的な希望をふまえて

  • 倍率8倍
  • 軽くて小さい
  • 見え方が明るい
  • 予算3000~5000円

という4つの条件のもと、双眼鏡を探しました。

候補に挙がったのは8X21 DPC Iのほか、同じくオリンパスの「Trip light 8x21 RC II」、ネットで評判が高かったペンタックス「UP 8x21」

▽Trip light 8x21 RC II


▽PENTAX UP 8x21


3つの双眼鏡の情報を見比べると、Trip light 8x21 RC IIはコンパクトさ・安さともNo.1でした(購入当時)

でも明るさが若干低く、現物を見てデザインや使い心地(ピント調整部分の動き)が少しチープに感じたため見送りに。

UP 8x21はデザインがスタイリッシュで見え方も心持ち綺麗に見えたのですが、重量が200g超えで結構ずっしりとしていたので断念しました。
かっこいいので筋力のある方には安定感があっておすすめです!

ということで最後に8X21 DPC Iが残り、選んだわけですが。

実はコレだけ現物を見ることができず、仕様を見て「PENTAXより軽い」「Trip lightより明るい」という比較だけでネット購入してしまったんですよね。

正直使うまでとても不安でした(笑)

本体・付属品

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セット内容は

  • 双眼鏡本体
  • レンズキャップ
  • ネックストラップ
  • ケース
  • 説明書、保証書

以上の5点となっています。

ちなみに観劇中に双眼鏡を落として大きな音を立てると周りの迷惑になりますので、ストラップは必ず付けておきましょう!

▽本体
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商品名が堂々と入っているのは気になりますが…(笑)
デザインに馴染んでいるからまぁ良いか。
奥のUV加工シールは剥がそうと思いますw

▽反対側
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トンボみたいな大きなレンズをしています(@_@)

全体的に角がなくて可愛らしいデザインです。

▽サイズ感はこんな感じ。
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成人女性の手にギリギリ乗るくらいですね。

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コンパクトゆえ、実際に使う時のように持つとかなり手が余ります(?)
手が小さい人にちょうど良いサイズ感です。

▽裏には滑り止めも
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見え方

「細かいことはどうでもいいから肝心の『どう見えるか』を教えろや!」という方、おまたせいたしました(笑)

OLYMPUS 8X21 DPC Iを使って舞台を見ると、こうなります↓

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今回は2階前方・1階後方、舞台から約20~25mの距離での見え方となります。

自分の座席がどこか、演者が舞台のどこに立っているかで多少違ってきますことをご留意ください。

演者やセットが舞台のふち(一番客席に近い方)にいるとバストアップ、奥の方にいると腰あたりまで見えました。

写りに関しては良いと言えるでしょう。

さすがに毛穴まで見ることはできませんが、服の柄や瞳のハイライト、涙でうるんでいる様子がわかるくらいちゃんと見えます。

防振ではないのでブレは相応。

いかに自分の腕を震えないようにするか、にかかっています。(笑)

見えやすさ、明るさはほぼ肉眼と同じ見え方ですね。

照明が明るいと、当然はっきりと見えます。
暗くて色(赤や青)がある照明のときは、影になっている部分(目元・足元など)が見えなくなりました。

暗転の直前で薄暗かったり、逆光になると演者の表情はほとんど見えません。

ただカビを生やしてしまった手持ちの双眼鏡(8倍)と比較して、全体的に視界がクリアで見やすいと感じました。

OLYMPUS 8X21 DPC Iの良い点

1.軽い

個人的に写りの良さと並んで重要視するポイントでした。

とても軽いです!

OLYMPUS 8X21 DPC Iの重量は170g。
これはiPhoneXとほぼ同じくらいですね。

iPhoneだと重たく感じるんですが、双眼鏡は厚みも幅もあるせいか軽いんですよね。

舞台の上演時間は休憩をはさんで3時間弱ありましたが、しばらく持ち続けても疲れませんでしたし、双眼鏡を持った手の上げ下げがスムーズにできました。

2.まぁまぁ明るい・綺麗

見え方のところでも書きましたが、肉眼と同じくらい明るく、線がはっきり見えます。

ハイクラスのものと比べればさすがに劣りますが、この価格帯ではなかなか良いのではないかと。
 

3.ピント調整部分がなめらか

ピント調整は左レンズを双眼鏡中央のダイヤル(?)、右レンズを右のラバー部分を回して行うのですが、この部分の動きが滑らかで軽いんですよね。

力がいらなくて楽ですし、上演中に演者が大きく移動してもササッとピントを合わせられるということで地味に嬉しいポイントでした。

4.デザイン、色が良い

シルバーをベースにブルーやパープルをさりげなく入れた色づかいが、なんというか…シュッとしていて好きです(笑)

寒色が好きなこともあって、持っているだけで「ふふん(*´ω`*)」と気分が良くなりますw

また曲線の多いころんとしたフォルムは可愛らしい上にコンパクトで持ちやすく、機能性にも優れています。

注意点:レンズキャップがすぐ取れる

使用中の不満は特にありません。

しいていえば、レンズを保護するキャップが緩いところでしょうか。

前の双眼鏡はキャップがなかったので自分はなくても気になりませんが…やっぱりあった方が良いのかな?

劇場でうっかり落としてなくしてしまった、という人もいるようなので外れないよう気をつけたいところです。

総評:価格と質のバランスが良い。

以上、 OLYMPUS 8X21 DPC Iの使用レビューを書いてきました。

価格に見合った、またはそれ以上の質だと感じます。

演者さんの表情や舞台のセットを隅々まで見るために欠かせない双眼鏡。

手頃でそこそこ綺麗に見えるものがほしい、
1000円オペラグラスから少しクラスアップしたい、

そんな方はぜひチェックしてみてください♪