「やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいい」
とはよく聞く言葉ですが、それって本当なのかな?と常々考えています。
…常々は言いすぎました。
時々考えています(笑)
自分の答えとしては、「半分正解、半分不正解」かなと。
というのも自分の経験では「やった後悔」の方が圧倒的に多く、しかも長い間引きずってしまうものばかりだったからです。
でも、かと思えば友人の一人は「やりたいと思ったことはやる!後悔するならやりきってから!」と言ってどんどん行動していきます。
正直ものすごく羨ましいです。
おそらく友人は、やって後悔することは少ないのでしょう。
性格と言われればそれまでですが、後悔の仕方でここまで大きな違いが出るのはどうしてだろう?
ぼんやりと過去を振り返っていたある日、ひとつのことに気づきました。
「人になにかをした」ときは死ぬほど後悔する
それは、「人が絡む事柄は、やると死ぬほど後悔する」ということ。
私は人に迷惑がられたり、嫌われることがなにより怖いです。
だから、そうなりそうな行為をしてしまうととてつもなく後悔します。
たとえば好きな人がいても、告白してフラれるより道端で恋人と歩いているところを見かけて失恋する方がマシ。
「呼び出して告白なんて一方的な行為、相手にとっては勝手で面倒なことだったのではないか?」
とずっと考えてしまうからです。
好きなタレントさんに対しても、「できればマジックミラー越しに会いたい」と常々思っています。これは本当に常々(笑)
近くで会いたいけどなにかやらかしてしまうと「嫌なファン」だと思われるから、存在を認知されたくない。
だからマジックミラーが良い。という。
実際に推しと会話できる機会もありましたが、会えた嬉しさより「相手を困らせてしまったのでは?」という後悔の方が大きくて、何年経っても悶々としています。
実際はよほど悪いことをしない限り、覚えられることはないんですけどね(^^;)
相手にとって一生のうちの一瞬、そこまで気にすることは少ないとわかっていても、本能的に考えてしまって…。
冒頭で話した友人は、同じシチュエーションだったら話しかけまくると思います。
それこそ「こんなチャンス二度とない!」って。
私と友人の違いは、迷惑がられるかどうかの心配より自分が「こうしたい!」と思う気持ちが勝っているかどうかなのでしょう。
なので人に対してだけではなく、ある種のコンプレックスといいますか。
嫌なところを刺激される可能性があることに関しては、やらないほうが同じ後悔でもダメージが少なかったり後に引かないと思います。
自分だけの問題は、やったほうがスッキリする。
逆に自分の問題や、相手に配慮しなくていい場合(クレーム等)。
「あのお店に行くかどうか」「この仕事に就くべきか」といった自分の判断が誰にも影響しない事柄に関しては、失敗することはあっても後悔だと思った記憶がほとんどありませんでした。
後悔しても、その場でスッキリ。
長引くことはありませんし、ストレスもかなり軽いものだったりします。
また配慮しなくていい場合というのは、たとえば過去に買い物の際にお店側のミスがあり、その場では仕方ないと流したことがありました。
しかし、あとから鬱憤が溜まってきてしまいまして(笑)
その場で意見すればよかった!とずーっと後悔しているんですよね。
なんだろう。
後悔しないのは「人に迷惑がられる可能性がない」というのも理由でしょうが、「自分が選んだ結果だから失敗しても自業自得だ」と考えているのかもしれません。
だから、やらない後悔の方が勝ってしまうのかも。
やりたいことをやる、
食べたいものを食べる、
行きたいところに行く…
このあたりは、やらない後悔の方がダメージ大きいので臆せず行動した方が良いです。
やるかどうかは時と場合で判断するべき…かも。
とはいえ一個人の経験に基づく考えであり、今回の記事に当てはまらない方も当然いらっしゃると思います。
それでも、少しでも「やって後悔した方がマシっていうけど全然違うやん…」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
咄嗟の判断は難しいですが、時と場合によって思いきるべきか踏みとどまるべきか判断し、少しでも後悔のストレスを減らせたらいいですね。