よしまのメモ帳

思いついたことを書き留める雑多ブログ。コメント欄は設けていますが基本的に反応しません。ご用の方はお問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。

ありがとう、徳山駅ビル。また会う日まで。

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最寄り駅である山口県の徳山駅。
そこに建つ駅ビルが今日、閉館を迎えました。

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アサヒビールの看板が目印(笑)
手前は駐車場で、写っていませんがさらに手前にはバス乗り場があります。

 

徳山駅ビルの歴史

徳山駅ビルは昭和44年に民衆駅(駅舎を国と地元が共同で建設する代わりに商業施設を設けた駅)として開業しました。
中国地方で広島駅に続いて2番目に出来た民衆駅だったそうです。

ビルは3階建てで開業当初は50のテナント数で営業していました。
そういえば私が小さかった頃(十数年前)は飲食店などが多く入っていました。
お化け屋敷が出来たときには中に入って大泣きした記憶があります(笑)
この頃は同時に商店街も活気があって、サティ、今でいうイオンもありました。

しかし平成に入り、郊外にデパートなどの大型店舗が出来たことや需要の多様化により利用者が減少。
現在は2階と3階を市が購入して市民交流センターを作り、市民の活動や交流の場となっていました。
市が購入する前の駅ビルはお店があった跡だけが残っていて、寂しいような怖いような不安を感じました。
市民交流センターが出来てからは図書コーナーやおもちゃの修理をしてくれる日もあり、そんなこともなくなりましたが。
ツリー祭がある時はここに上ってイルミネーションを見るのも楽しみの一つでしたね~。

そんな中で駅前の大幅な拡張計画が立てられ、建物の老朽化もあって解体することが決まりました。
徳山の顔として40年以上も利用されてきた建物がなくなってしまうのは、特におじいちゃん・おばあちゃんにとっては寂しいことだと思います。

 

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今日は最後ということでイベントも開催され、多くの人が集まりました。
入口には風船。
写真を撮る方もちらほら見かけました。

中に入ると事前に市民の方から募集した戦前から今までの周南市内の様子、徳山商店街の様子、徳山駅前の様子が写された写真が展示されていました。
それを見ながらビル内をまわり、フリーマーケットやipad体験、駅ビルクイズなどのイベントも見て、スタンプラリーも開催されていたのでしっかり景品をいただいて(笑)帰宅。

2階から撮影した駅前の景色。

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駅は港の近くにあるんですが、山が見えてますね。
詰め込んでる土地だとよく思います(笑)

解体後は新徳山駅ビルに

解体は寂しいですが、その後は新しい駅ビルが建つ予定になっています。
生まれ変わってまた戻ってきてくれることに安心しました。

新しい駅ビルにはTSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・ストアと提携して、図書館とカフェが入るそうです。

図書館&カフェといえば、佐賀県の市立図書館とスターバックスコーヒーを併設した話が記憶に新しいですね。

佐賀県の例は利用者も増えて良い効果があったようなので、徳山駅にも活気が生まれることを願います。

カフェはやはりスターバックスコーヒーなのでしょうか。
ライブなどの遠征時にしか利用できなかったお店ができるのは個人的に嬉しいですね。
夜遅くまで開館しているということで、気分転換したいときにも利用したいです。

駅前拡張に対する個人的意見

今日駅ビルに置かれていた未来の周南市へのコメントを書くノート、一か所に「予算がないのに色々やりすぎ」と書かれていました。
それが今まで頭の隅に残ってモヤモヤしていたので、少し吐き出します。

書かれていたことはもっともな意見ですが、私はもっと前向きに捉えたいと思っています。

正直市のことにあまり詳しくないので説得力がないかもしれませんが、何事も現状を維持するだけではいずれ人が離れていってしまいます。

続けるためには変化していかなければなりません。

そういう点で、今回の計画は行う価値があると思うのです。

そして活性化させるには、駅を利用しない人や市外から来た人にも利用してもらえるような施設が必要だと前々から感じていました。

収益を出すことも必要だと。

全て市の予算で運営していたら、それこそ市民の家計を圧迫しかねません。

同時に活性化させたい商店街が盛り上がるかどうかは並んでいるお店と消費者次第ですが…。
まずは新しい徳山駅ビルの効果を見てからですね。

新徳山駅ビルは2018年の完成予定です。

それまで冬のイルミネーションが高いところから見られないのは残念ですが、2018年を楽しみに待ちたいと思います。


長い間ありがとう。

また会おうね。

 

すぐ解体にかかるわけではないでしょうから、近くにお住まいの方は是非今のうちにこのビルを目に、心に焼き付けておいてくださいね。