2015年の秋アニメ、視聴できる作品は1話をおおかた見終えました。
今季も豊作ですね~。HDD容量が食われる食われる(歓喜
中でもずば抜けて印象に残ったのが、放送スケジュール的に一番最後に見た「おそ松さん」。
他アニメの印象をかっさらっていくほどのインパクトでしたので感想を書きたいと思います。
以下、あらすじやネタバレ等ありますのでご注意ください。
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「おそ松さん」が酷すぎる!(褒め言葉)
おそ松さんは、赤塚不二夫生誕80周年を記念して制作されたアニメ作品です。
あらすじ
古き良き昭和の時代ー。
日本中を沸かせた名作ギャグ漫画「おそ松くん」。
そしてその昭和の最後を華々しく飾った前作アニメ。それから時は流れ、現代。
街並みも、ライフスタイルモ変わった今、あの6つ子たちも、ひそかに成長を遂げて帰ってきた!あの頃と同じ家に住み、大人になってもマイペースに生きる、おそ松達。
はたして、イヤミやチビ太、トト子にハタ坊、ダヨーン、デカパンなど個性豊かなキャラクター達の現在の姿は…?!赤塚不二夫生誕80周年という記念の年に、TVアニメ「おそ松さん」としてよみがえる伝説的作品。
その約束された問題作が、今再び幕を開ける!(公式サイト内イントロダクションより)
過去2度アニメ化された作品「おそ松くん」達の大人になった姿を描くギャグアニメです。
アニメの最初は昭和のモノクロ映像で映る6つ子たちから始まります。
おそ松がアニメ復活の報せを持ってきて、それに喜ぶキャラクター達。
しかし、完全昭和顔な自分達が視聴者に受け入れられるのかとチョロ松は不安に思います。
そこでおそ松が考えた良い考えとは…!?
おそ松の良い考えから第1話が広がっていきます。
スタジオぴえろ製作、監督は銀魂の二代目監督を務めた藤田陽一氏、キャラクターデザインは劇場版ドラえもんの総作画監督を務めた浅野直之氏が担当。
放送局はテレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・AT-X・BSジャパン・ニコニコ動画・Gyao!等があります。
キャラクター
おそ松くんでは6人でひとつとして皆同じ顔で見分けがつきませんが、大人になった6つ子たちは変わらず6人でひとつではあるものの性格と外見の特徴に若干の個性がついています。
公式サイトを参考に簡単にご紹介します。
(見出しの色は各松のイメージカラーです。)
おそ松(CV:櫻井孝宏)
松野家の長男。
小6のまま大人になった奇跡的なバカで事の言いだしっぺはおそ松であることが多い。
見た目は下5人のベースとなる顔なので見分けるのが難しい。
アホ毛は2本。
カラ松(CV:中村悠一)
クールでかっこつけてるが大体すべってるバカ。
兄弟の中では参謀的な存在。
キリッとした眉が特徴で、キービジュアル等シーンによってはサングラスをしていることもある。
アホ毛はおそ松と同じく2本。
チョロ松(CV:神谷浩史)
兄弟唯一の常識人。
ツッコミ役であるが、たまに一番のボケにまわることもあるらしいバカ。
マニアックなアイドルを追っかけるオタク。
下がり気味の眉と小さな黒目、への字口が特徴。
アホ毛はなし。
一松(CV:福山潤)
マイペースで卑屈なバカ。ポロッと皮肉を言ったりする。
猫には心を許しており、猫にもなるらしい。
半目で猫背、髪がボサボサしている。
アホ毛は2本。
十四松(CV:小野大輔)
異常に明るくて異常にバカ。
「明るい狂人」と説明されているほど一番何をするか分からない核弾頭的存在。
口は大きくだいたい開いており、焦点が定まっていないような目をしている。
アホ毛は1本。
トド松(CV:入野自由)
甘え上手で世渡り上手なバカ。
流行に敏感で女子力が高い。
小さめのアヒル口と大きめの黒目が特徴。
イラスト等ではスマホを持ってるやつがトド松。
アホ毛は2本。
アニメだと動きが早くて細かい点は見れないので、私は基本的にアホ毛で見分けてます。
でも後ろを向かれるとチョロ松と十四松しかわからなくなってしまうのが難点。笑
その他トト子ちゃんやイヤミ、デカパン、チビ太、ダヨーンやハタ坊など過去の作品を見ていた方にはお馴染みのキャラクターも登場しますよ(^^)
感想
視聴継続はまず決まったとして、1話を見た感想を一言で表すと
「ひっどいなwwwwww」
という感じでした。
やりたい放題のパロディ
藤田監督という時点で嫌な予感(良い意味)はしていました。
あの”銀魂”の監督ですよ。
各所に謝りに行くことで評判の銀魂の監督ですよ(ヒドイ
そんなのただで済むはずない!
…と思っていたんですが、その想像を軽々と越えていきましたね。
出るわ出るわパロディの数々。
モノクロ映像でのやりとりが終わったらいきなりカラフルな照明とステージ、そして大歓声を浴びながら出てきて歌いだす6人のイケメン。
完全にうた〇リですww
曲とダンスもそれっぽいwww
番組間違えたかと思ったわ!
あらすじでちょっと書きました「おそ松の良い考え」がこれです。
イケメン出しときゃ売れるんじゃね?的な。
しかしそこはバカな6つ子。
ところどころ発想がぶっ飛んでます。
特に壁ドンのシーンは笑った!
ちなみにパロディ要素をざっと挙げると、
- うた〇リ
- 花より〇子
- ハイ〇ュー
- 黒〇のバスケ
- 弱〇ペダル
- 進〇の巨人
- ラ〇ライブ
- ジャ〇プ作品諸々
等々あります。
もうね、やりすぎ!怒られろ!(笑)
監督は各所に謝りに行かないと死ぬ病気なのかな…w
こんなパロディ、だけではありませんがボケとツッコミがテンポ良く繰り出されて、30分間笑い続けました\(^O^)/
かなり詰め込みまくっていますが、それも6つ子が想像している世界だから通用していて面白いんでしょう。
銀魂の特集番組か何かで初代監督の高松信司氏とインタビューを受けていたときのこと、高松氏は「銀魂以外で使えないスキルがついていることだろう」みたいなことを言っていたのを思い出しました。
高松監督、藤田氏があの現場で培った技術は今ここで大活躍していますよ…!
作画も良く(特に進〇パロのクオリティ)色づかいもカラフルで、気軽に見ることができそうな「おそ松さん」のイメージに合ってるなと思いました。
OPとEDも賑やかでクセになります。
個人的に好きなキャラは十四松ですね。
アホな子が可愛くて好きですw
アニメに耐えうる実力派キャスト
また、おそ松さんで話題になったのはキャストの豪華さ。
自分もそれをきっかけに見始めました。
6つ子は今の声優ブームを代表する売れっ子な役者さんばかり。
ちなみに皆、アニメ「しろくまカフェ」に出ていた方々でもあります(笑)
キャストで釣ってるんだろうと言う人もいましたが、アニメを見てこのキャストに納得しました。
このキャスティングは、この脚本に耐えうる声優陣なのだと。
作り手じゃないので偉そうなことは言えませんが、ギャグ作品、というより笑わせるということは難しいと思うんです。
台詞の言い方とか間の取り方とか。
もちろん台本と絵があるのでその通りに進めれば成り立つんでしょうが、やはり役者さん方の力量が必要だと思いました。
特にツッコミ。
あのテンポでうまくつっこめるのはチョロ松か新八くらいですよ…。
若手の方だとまだちょっとそこが足りないのと、6つ子なんで声が聞き分けできないと視聴者が大変かなというのが感想。
個人の主観ではありますが、20代の方は良い声ではあるけど特徴的な人って少ないんですよね。
以前も言った「男前な人は特徴がないから似顔絵描くときに難しい」というのと同じ感じで。
で、そういう声と技術があって、かつ若めの声、体力もある人(笑)ということでのキャスティングなんだと思います。
そりゃキャストで釣ってる部分もあるだろうけど(笑)
1話は絵がアレ(笑)だったのでキャラクターに合ってるかどうかは2話以降で判断することになりそうです。
イヤミやトト子ちゃんなど脇役の人たちの声は違和感なかったので良かったです。
ハタ坊可愛すぎ。
見事キャストに釣られて見始めた作品でしたが視聴継続決定です。
昭和と平成のおそ松くんを見ていた方には賛否両論あるアニメかもしれません。
笑いのベクトルは同じだと思うんですが、まったくの別物として見たほうが楽しめると思います。
というか開始して23分は完全に別物です!w
動画サイトでは1話を無料配信中なので興味のある方は是非。
尚、アニメ化を記念して原作1巻から5巻までの電子書籍が無料で読めるそうです。
【おそ松さんアニメ化記念】 - 電子書籍はeBookJapan
10月18日までの期間限定なので急げー!
現在無料キャンペーンは終了しましたが、原作「おそ松くん」の電子書籍全巻セットが50%オフで購入できるキャンペーンは引き続き実施中です。
11月15日(日)までなので、興味のある方はこの機会に1巻からまとめ読みしてみてはいかがでしょうか(^^)
この記事を書いている時点でテレ東では第2話の放送が終わったところです。
相変わらず無茶苦茶だったらしいので怒られないか心配です…
カ〇ジパロとかピー音とか…
週末のBS放送が楽しみ( ̄▽ ̄)
11月5日追記:
1月に発売されるブルーレイ・DVD第1松(第1巻)に1話は収録されないとの発表がありました。
制作委員会の判断とのことですが、さすがにまずかったのでしょうか…監督大丈夫…?
代わりに新作アニメーションが収録されるそうなので、そちらを楽しみにブルーレイを予約したいと思います。
またニコニコ等動画サイトでの配信も11月12日をもって終了するとのことなので、まだ見てない方は今のうちに見てください!
幻の1話ですよ!w