「ライブ」と「コンサート」の違いってなに？どう呼び分ければいいの？という素朴な疑問。

ライブとコンサートの違いアイキャッチ
clasicoさんによる写真ACからの写真

どうも、「推しが元気でいてくれたらそれで良いの…」は綺麗事だと思うよしまです。

某コ〇ナの影響で各ライブ・イベントが中止になり、口癖が「ライブ行きたい…推しに会いたい…」になっているこの頃ですが、暇すぎてふと、

「そういえば、ライブとコンサートってなにが違うんだろう？」

と気になったので、ちょっと調べながら考察してみました。

「ライブ」と「コンサート」のイメージ

ライブもコンサートも、音楽イベントの意味で使われていますよね。

一般的な感覚としては

ライブ・・・ロックやポップス系の盛り上がる公演

コンサート・・・クラシック等、座って静かに楽しむ公演

というイメージではないでしょうか？

ライブはスタンディングでウェーイ！って、会場全体で楽しめる感じ。
コンサートはちょっと気品のある、聴き入ってしまう公演。
みたいな。

私自身も同じ認識で、実際、今まで行った公演のチケットを見てみると上記のような使い分けが多かったです。

例外として、おじいちゃんおばあちゃんなど「ライブ」という単語に馴染みがない人と話すときは、ポップスでも「コンサート」と言うことがありますが。
「ネット」より「パソコン」と言う方がピンとくる、みたいな。

ただ、中には「絶対ライブでしょ！」というものに「CONCERT TOUR」と書かれていることもあります。

たとえば、私はSMAPのライブによく行っていました。

席はあれどほとんどスタンディング、
盛り上がる曲たくさん、
トロッコにリフトにキラッキラ。

どこからどう見ても座って静かに楽しむものではありません（笑）
でもツアータイトルは「CONCERT TOUR」と書かれているんです。

どうも基準があいまいで、使い分けに悩みますねぇ。

結局なにが違うの？

ライブ・コンサートそれぞれの意味は以下のとおりです。

ライブとは

ライブ［1］【live】
（名）スル
〔生きている意〕 ①
（ラジオやテレビの）生放送。「唯今，ワシントンから大統領の演説を－で放送しております」 ②
生演奏。「－-コンサート」「－録音」

ライブとは何？ Weblio辞書より

コンサートとは

▶concert

1 可算名詞音楽会，演奏会，コンサート.
2 不可算名詞
a 協調，協約，提携.
b 【音楽】協和音.

concertの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書より

ライブは「生」

ライブ＝生放送・生演奏

とあるように、ライブは生で行うことに重点を置いています。
意味②で「生演奏」とされていますが、根本的には同じだと見て良いでしょう。
例文の「生演奏録音」がまたややこしい…。

イメージとしては、「ライブ」というカテゴリの中に「コンサート」がある感じですね。
生でコンサート（音楽を演奏）するからライブと呼ぶわけです。

言ってしまえば音楽イベントでなくても、リアルタイムでなにかをして大勢に見てもらう公演やコンテンツであれば、「ライブ」と呼んでOKということ。
同カテゴリの中には、ニュースや動画サイトの生配信なども含まれます。

これまで自分の中で、歌を歌わないアニメ等のイベントは「イベント」と呼び分けていましたが、つまり、これらも「ライブ」と言えるということでしょうか…！？

コンサート「音楽会」

一方でコンサートは「音楽会・演奏会」を意味していて、「音楽（演奏）を聴いてもらうこと」に重点が置かれています。

ここには「生」という縛りがなく、音楽を流せば成立するので、たとえば事前収録した演奏を会場で流す場合には「ライブ」ではなく「コンサート」となるでしょう。

演奏会（えんそうかい、英: concert コンサート、英: recital リサイタル）とは、専ら音楽そのものを聞きにくる聴衆をターゲットとして音楽を演奏するイベント。ポピュラー音楽においては専ら、ライブあるいはライヴ (LIVE ) とも呼ばれている。生演奏でなくても、「フィルムコンサート」「ビデオコンサート」というように使われる場合もある。

演奏会 - Wikipediaより

また本会場の様子を生中継するライブビューイングは「ライブ」、収録した音楽イベントの上映会は「コンサート」と呼び分けられそうです。

SMAPのライブが「コンサートツアー」となっていたのは、なにかジャニーズ内での習わしがあったか、「音楽を聴いてほしい」という思いが込められていたのかな？と勝手に考察しています。
今となっては知る由もありませんが。