映画館は土日になると混むよね~
ということで、映画「銀魂2 掟は破るためにある」を公開初日に観てきたので感想を書いていきたいと思います。
いや~、笑って笑って泣いた!
以下、物語の大事な部分には触れませんがちょいちょいネタバレしています。
映画をまだ見ていない方・原作やアニメを見たことがない方はご注意ください。
脳直で書く映画「銀魂2 掟は破るためにある」感想メモ
▽とりあえず予告編をどうぞ。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』本予告【HD】2018年8月17日(金)公開
映画「銀魂2」は週刊少年ジャンプで連載中の漫画作品「銀魂」の実写映画化第2弾です。
監督は前作に引き続き福田雄一氏。
「勇者ヨシヒコ」などを撮られている方ですね。
この作品を見る方の多くは原作を知っていると思いますので、登場人物の説明は省きます。
知らなくても各キャラ登場シーンで名前が出るので大丈夫です。
公開初日ではありましたが、平日の真っ昼間ということもあり席の埋まり具合は4割ほど。
しかし年代は子どもから中年層まで幅広くいらっしゃいました。
子どもが観て大丈夫?
まぁ少年ジャンプ原作だし、いっか。
今回のストーリーに関しては漫画・アニメ・実写銀魂1を視聴済みの状態で観た感想となり、原作との違いやキャラクター・キャストに関しての感想が多いです。
脳直で殴り書きしていきますので伝わらないこともあるかと思いますが、面白かったということが1ミリでも伝われば幸いです。
前作の実写版銀魂を観て面白いと思われた方は、まず間違いなく楽しめます!
笑いと涙の高低差ありすぎ!
今回の実写銀魂は
- 将軍接待篇
- 床屋篇
- 真選組動乱篇
以上の3篇をつなげたストーリーとなります。
(床屋篇は呼び方が思い出せなくて勝手に付けました。すみません。)
ストーリーに関しては原作の漫画およびテレビアニメの話を実写化したもので、途中オリジナル要素を入れつつも結末は原作のとおりです。
時は幕末ーー地球人と宇宙人・天人(あまんと)が共に暮らす江戸・かぶき町。仕事が無く金欠の<万事屋(なんでも屋)>メンバー=銀時、新八、神楽は、キャバクラに床屋とバイトを始めるが行く先々で将軍・徳川茂茂に出くわしてしまい、打ち首覚悟で接待する羽目に――。その頃、真選組始まって以来の大事件が勃発! 曲調・近藤勲の暗殺計画が企てられ、副長・土方は第2の人格=ヘタレオタク“トッシー”に体を乗っ取られ真選組を追われてしまう。犬猿の仲の銀時に頭を下げて助けを求める土方だが、裏では、銀時の因縁の相手・高杉率いる鬼兵隊が将軍・徳川茂茂の命を狙い、幕府の転覆を企んでいた。はたして銀時は、江戸の町を守れるのか――!?
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』オフィシャルサイト ストーリーより
始まりはお馴染み万事屋の外観(静止画)からスタート。
からの開始1分(体感)でピー音発生。早っ!
前半がギャグ、後半が動乱篇でアクションやシリアス展開となります。
割合としては半々か、ギャグがやや多め(体感で)
将軍接待から床屋まではほとんど笑いっぱなしである意味号泣し、後半は切なくてこれまた泣きそうになりました。
なんかもう、ギャグとシリアスの高低差がありすぎて休む暇がないくらい楽しかったです!
本編は135分ですが体感1時間くらいに感じました。
しかし前半はなぜ将軍が出てくる話を選んだのか…
いや、ものすごく面白くて好きですけど、色々危ないと思うんですよ!
見事に再現されていましたけど!
将軍ゲームとかゲロとかモザイクとか!
しかも実写ではさらに危ないことしてるという!
前作もナ〇シカやガ〇ダムを登場させてきましたが、今回もキャラクター・観客ともハラハラしてしまうパロディが散りばめられています。
ここでは言いません。
ぜひ劇場で初見で楽しんでください。
正直「無理やりじゃない?」と思わなくもないところもあります。
でもな~んか銀魂だと「あははwいいよいいよww」で面白がれちゃうんですよね。
最初のときに空知先生が笑いにしてくれたからかな。
後ろに座っていた小学生男子もゲラゲラ笑っていましたw
また本編後半の動乱篇はストーリーの重さもさることながら、アクションシーンがかっこよくて印象に残っています。
個人の感覚ですが前作よりスピード感があったような。
よりハラハラドキドキして、見ていて楽しかったです。
江戸城の忍者と万斉、土方と伊東のバトルをリンクさせながら映す演出は、パズルのピースがカチッとハマるような気持ち良さがありました。
銀時と万斉の闘いはスローモーションも使っていてマトリックスみたいで「映画っぽい…!」と謎の感動。
なんだけど、スローが多くて「行くのか!?行かんのかーい!」と後半はやきもきしていたのも正直なところではあります。
アクションで一番好きだったのは沖田が伊東派の隊員達と闘うシーン。
沖田1人対隊員大勢の斬りあい、ここは元々アニメで見ていて「ゾワワ~」となる大好きなシーンでして。
実写でもたまらんです。
沖田かっこいい。
この一言に尽きますね。
ただ、敵が窓から吹っ飛んだりしたときのCGがちょっと…
言ってしまうとちゃちに見えて、ちょっと冷めてしまったのは残念でした。
窓に血が飛び散る画だけでよかったかなぁ。
笑いどころだったら気にならないんですけどね。
って、一言に尽きてない。
動乱篇は真選組メインの話ではありますが、ちょこちょこ改編されて万事屋も結構出ています。
列車で沖田と神楽が一緒に闘っていたり、最後土方と伊東の一騎打ちの場にいたり。
あれ、原作もそうだっけ?
変わっている部分については真選組を好きな方がどう感じるか気になるところはあります。
まぁ前作は万事屋メインのところに真選組が加わったので、お互い様ってことで(笑)
相変わらず再現度が高い
キャラクター(登場人物)に関しては、前作より皆さん役が(役に?)馴染んでいるように感じました。
相変わらずというよりパワーアップしています。
銀さんがかっこよすぎなかったり、
新八は相変わらず新八ですが
神楽に感じた喋り方もぎこちなさがなくなっていたり。
観る側が慣れたのかもしれませんね。
個人的には将軍接待篇でパー子(銀子)とパチ恵が見られて嬉しかったです。
同じく女装をしていた桂(岡田将生さん)はイケメンなもんでまぁまぁ似合っていて逆に面白かったり。中の人オイ!w
そしてびっくりしたのが、この篇での佐藤二朗さんの登場です。
銀魂1で武市変平太を演じた佐藤さんですが、今回はキービジュアル?を見ても誰役なのかわからなくて。
確かに原作でもいました、あの人。
登場シーンは短いですが、かなり濃ゆいです。
他のキャストが笑ってしまうほどに(笑)
ほんと、全体的に再現度高くて笑いました。
しゃくれやもっさりブリーフ、神楽のメイクなどもしっかり入っていて。
特に徳川茂茂役の勝地涼さん、「よくオファー受けたな…」と思うほど原作通りに演じられているので要チェックです。
神楽のメイクについては実写にすると3割増しで怖くなるんですね。悪意があるピエロかな?みたいな(笑)
メイクといえば床屋篇の将軍の「あの顔」も怖かった!
漫画やアニメを見たことがある方はわかると思いますが、髷を結うアレも忠実に再現されています。
笑うところですし実際劇場内は爆笑でしたがちょっと夢に出てきそうです(笑)
ふぅ、ついついギャグパートの話ばかりしてしまいました(^^;)
今回メインの土方(柳楽優弥さん)に関しては、声が時々アニメの土方(中井和哉さん)に聞こえてちょっとびっくりしたことがありました。
かと思えばトッシーの叫び声がびっくりするぐらい高くて「振り幅すごいな!」と思ったり。
土方とトッシーはお芝居も切り替えが凄かったです。
オドオドして、ヘタレというより精神年齢が低くなったような?
ちょっと母性本能をくすぐられるトッシーが見られます。
それに敵対する三浦春馬さん演じる伊東鴨太郎もかっこよかった!
まつげ長すぎて思わず見入ってしまいました(そこ?)
私には伊藤と土方のような関係、いわば「くされ縁」のような相手がいないので、二人の関係については考えさせられるというか、憧れのような気持ちを抱きました。
銀魂ってぶっ飛んだギャグでも長編でも、最後はちょっと考えさせられるところがあるんですよね。
お互い嫌いなのに縁を切らないってどういうことなんだろう。
宿敵?心の友?
ううん、むずかしい。
あと登場シーンは少しですが、長澤まさみさん演じるお妙さんもとても馴染んでいて、内に潜むゴリラ感…強さが漏れ出ていて素敵でございました。
原作お妙さん、長澤さんを指名してくれてありがとうございます。
前回に続いて登場の桂と高杉は、2では出番少なめです。
桂はエリザベスと合わせてほぼギャグ要員。
高杉は数えられるほどのカットですがファンの方にとっては御御足が見られる良い映画になっていると思います(ピンポイント)
堂本剛さんの高杉って見た目には狂気を感じないところが怖い気がします。
静かになんの感情もなく世界をぶっ壊しそう。ひえー。
沖田の目がヤバい。
そのほか各キャラについて書いていくと長くなるので割愛しまして、今回の個人的MVPは吉沢亮さん演じる沖田総悟でした。
登場シーンが多かったというのもありますが、目がすごかった。
やる気なさそうな目、
ドS発動したときの悪い目、
近藤さんを人質に取られたときの据わった目、
釘づけでした。
中の人が美人なためかやんちゃ感は少なめですが、これはこれで良い。
独特の台詞も自然に感じましたし、わっるい(悪い)ドヤ顔も見られましたし、この勢いで栗子デート回もやってほしくなりました( ̄▽ ̄)
なにも考えずに笑って泣こう。
- 1を観て面白いと思った方
- パロディ・ちょっとお下品なネタが平気な方
- 頭を使いすぎた一日の終わりに
家族と、友達と、ひとりで。
デート以外はどんなシチュエーションでも見られる映画銀魂2。
難しい話はありません。
なにも考えずにたくさん笑ってちょっと泣ける作品です。
疲れたときにもう一回くらい観に行きたいと思います。
続編があるとしたら、もっともっとキャラクターと役者さんがなじんでいくでしょうね。
そこで実写で観たいのは個人的に吉原炎上篇。
ほかに芙蓉やお通ちゃんも見たいところです。
難しいだろうけど言うだけタダですから!
タイトルとして大きいのはかぶき町四天王篇かと思うんですが、見るのがしんどいのでちょっと…。
あと2時間じゃ絶対足りない。
いっそ全編ギャグで通してクタクタで劇場を後にするのも良いかも?
気づけばポ〇モンと並ぶ夏の恒例映画になっていた!となることをこっそり期待しています。
尚、映画公開と合わせてdTVチャンネルでは「眠れないアル篇」「土方禁煙篇」「幾つになっても歯医者は嫌篇」を実写化したオリジナルドラマが配信中です。
なんというか、実力派俳優たちが全力おふざけしています。
土方禁煙篇やっちゃうんだ~w
こちらも深く考えずにお楽しみください(笑)
ご視聴はこちら dTVチャンネル