最終更新日:2019年8月27日
赤、オレンジ、ブラウン…
リップメイクって色鮮やかで楽しいですよね。
でも、私はつい最近まであまり楽しくありませんでした…。
理由は、口紅などを塗ると唇が乾燥して皮がむけてきてしまうから。
いくらリップクリームを塗っても、保湿成分配合のものを使っても、カサカサパリパリして唇の皮がささくれてしまうんです(T_T)
かといってメイクをしたらリップを塗らないわけにはいきませんから、長らく試行錯誤してきました。
その結果、「皮むけしないだろう」という口紅・グロスの選び方を見つけましたので、この記事でご紹介していきたいと思います。
口元がキマると気分も上がります。
あくまで個人の感想ではありますが、少しでも「口紅を塗ると唇が乾燥してパリパリと皮がむけてしまう…」と困っている方のお役に立てれば幸いです。
口紅で唇が乾燥する原因は「外気」と「保湿力」
経験から、リップアイテムで乾燥する原因は「唇が弱い」というところにあります。
具体的に言うと
- 外気が乾燥している
- 唇自体の保湿力が低い
- リップアイテムの成分が合わない
この3点が主な理由かなと。
スキンケアを少しでもかじっている方は「そりゃそうだろうね」と思われることでしょうが、基本的な原因こそなくすことが大切!
ということで、サクッとご説明させていただきますね。
原因1.外気
「冬場は肌や唇が乾燥する」という方は多いと思います。
これは空気が乾燥しており、外に剥きだしになっている部分の水分が奪われてしまう(乾かされてしまう)ためです。
逆に湿気が多い梅雨時期はリップクリームを塗らなくても平気だったりします(個人差あり)
室内の場合は加湿器を置いてみましょう。
また口紅やリップグロスを塗る前に美容液やリップクリームなどで保湿していない場合、これらを塗ってからリップメイクすると解決することがあります。
原因2.唇の保湿力がない
原因1は周りの問題でしたが、今度は自分自身の問題です。
保湿ケアをしているのに乾燥するという人は、唇の保湿力が低くなっているか、後述する「成分が合わない」というのが原因かもしれません。
もともと唇は皮膚の中でもかなり薄くデリケートな部分で、保湿力はあまり高くありません。
特に乾燥肌の方は唇も乾きやすいと思います。
体質にくわえて
- 保湿ケアをしていない
- 紫外線を浴びまくっている
- 生活習慣やホルモンバランスの乱れ
- 栄養不足(ビタミン・ミネラル・たんぱく質)
- 唇を触る癖がある(刺激となるため)
などの悪習慣が続いていると、乾燥が酷くなるだけでなく、少しの刺激で荒れてしまう敏感唇になってしまいます。
敏感唇ってなんかセクシーな響きですね(笑)
でもそんな唇は困りもの。
口紅を塗る動作や成分の刺激で唇が荒れて保湿力が弱くなり、リップアイテムによる皮むけ・荒れが起こってしまうんです。
自分の場合はもともと乾燥しがちだったことと、それ故に子供の頃から唇を舐めたり皮をむく癖があったこと、なのに定期的なケアをしていなかったことが原因で豆腐メンタルならぬ豆腐唇(笑)になってしまったのだと思います。
心当たりがある方は、一度生活の改善をしてみましょう。
原因3.成分が合わない
最後の原因は、そもそも口紅・リップグロスに入っている成分が合わない。
たとえばですが「リンゴ酸ジイソステアリル」という保湿成分。
リップメイクアイテムに多く使われているんですが、合わない方が結構いるそうで。
この場合は残念ながら、「対象の成分が入っているアイテムを使わない」以外の改善策はありません。
「赤202」などの合成着色料は特にプチプラにはほとんど入っていて大変だと思いますが、エトヴォスなど天然色素を使っているものもあるので探してみましょう。
ただ、この場合は皮むけの度合いが強かったりかゆみ・ヒリヒリ感などを伴うことも多いので、今回ご紹介する「口紅・グロスの選び方・オススメリップ」の対象からは外しています。何卒ご了承ください。
唇が乾燥する人の口紅・グロスの選び方。
以上の原因をふまえて、唇が乾燥しない口紅やリップグロスを選ぶポイントは二つです。
ポイント1.ワセリン入り
私は10本以上のリップアイテムを試しては失敗し、ときには成功してきました。
失敗したものと成功したものの成分を見比べてみると、成功した(乾燥しにくい)ものにある1つの原料が共通して入っていました。
それは、ワセリンです。
赤ちゃんや敏感肌の保湿剤として使われており、保湿性の高さから近年人気を集めている化粧用油です。
ワセリンには特別な美容成分は入っていません。油ですから(笑)
ただその低刺激性と、密封性というんでしょうか?
肌の水分を逃さず、外気の乾燥からも守ってくれるという特徴が良いんです。
乾燥しにくい口紅・グロスすべてに、このワセリンが含まれていました。
おそらくですが、他の美容・保湿成分は唇に働きかけるものであることに対し、ワセリンは外的な乾燥からも守ってくれるため、より乾燥しないのでしょう。
口紅はまず成分を見て、ワセリンが上位(3〜4番目までが◯)に書かれているものを選びましょう。
Q.口紅にワセリンを混ぜたらダメ?
じゃあ手持ちの口紅にワセリンを足せばいいんじゃない?と思われるかもしれません。
答えとしては、「混ぜても良いけど色が出ないし面倒だからおすすめしない」ですね。
私も試したことがありました。
でも口紅を削るくらいたっぷり使わないとツヤだし程度にしか色がつきませんし、いちいち作って試して…と繰り返すのはズボラな自分には大変でした( ̄▽ ̄;)
ポイント2.日焼け止め効果が入っていない
乾燥肌に強い日焼け止めを塗ると乾燥してパリパリ・ゴワゴワしたことはありませんか?
私がそうでした。
唇はさらに乾燥しやすい部分なので、日焼け止め成分が入っているとますます荒れやすくなります。
紫外線が強い環境(屋外で長時間過ごす等)では仕方ありませんが、普段はUVカット効果がないもの、またはSPF10+くらいのかなり弱いものをおすすめします。
唇が乾燥する人向けオススメリップ4選
- ワセリンが入っている
- 日焼け止め成分が入っていない
この条件に当てはまり、私自身が使って乾燥しないと感じた口紅とリップグロスをご紹介させていただきます。
どれもプチプラアイテムなので、気になったものがあればチェックしてみてください(^^)
1.キャンメイク メルティールミナスルージュ
ぶっちゃけ、乾燥しやすい人に合うグロスはまだ見つかるんですが、口紅ってほとんどないんですよね。
でも2019年4月に発売されたキャンメイクの「メルティールミナスルージュ」は、全然乾燥しません。
過去に「皮がむけないリップ」としてレビューも書いていますので、ご参照ください。
キャンメイク「メルティールミナスルージュ」使用レビュー。乾燥唇も皮むけせず春色リップを楽しめます!
これ単体でも食事しなければ半日は持ちますし、パラドゥのイエローグロスを重ねればよりツヤも出て無敵です(笑)
またティントではないのですが色が落ちにくいため、塗り直しが少なくて済む=刺激が少ないということでヘビロテしています。
2.セザンヌ ジェルグロスリップ
このあとにご紹介するティントリップと合わせて、セザンヌさんにはお世話になっていますw
こちらは「ジェルグロスリップ」という名の通り、今回ご紹介するアイテムの中で一番ツヤが出ます。
乾燥することもなく、荒れている唇に塗ってもノリが悪かったり汚くなったりしないので使いやすい1本です。
発色はしっかりメイクだと物足りないくらい控えめなので、他の口紅と合わせることをおすすめします。
近所に出かける程度ならジェルグロスリップだけでも大丈夫ですよ♪
3.セザンヌ カラーティントリップ
同じくセザンヌのリップグロスで、こちらはティントタイプとなります。
噂の秋リップ「セザンヌ カラーティントリップ ブラウン」を使ったら”カワイイ”がとまらなくなった。
色とマットな質感から過去に秋リップとしてご紹介しましたが、04ブラウン以外はオールシーズン使えるカラー展開となっています。
ブラウンもイエローグロスを重ねれば一年通して使えるかな?
蓋を閉めようとすると液が漏れ出るのが難点ですが…
荒れないティントとしてひとつ持っておくと安心感があるリップグロスです。
4.ヴィセ マットリップラッカー
マットリップは乾燥しそう…というイメージの中、ヴィセのマットリップラッカーはきちんとマットになりつつ、荒れたり皮剥けすることがありませんでした。
少し乾燥はするものの、ちょっとつっぱるかな?程度です。
メルティールミナスルージュ・カラーティントリップと比べると色が薄いことと、全体的に彩度が低めの色展開のため好みが分かれそうですが、マットな仕上がりが好きな方は試してみてはいかがでしょうか。
口紅・グロス選びでもう悩まない!
以上、乾燥しない・皮むけしない口紅やリップグロスの選び方をご紹介してきました。
個人差はありますが、唇が乾燥して皮がささくれてしまう方は一度
「ワセリン入り」
「UVカット効果のないもの」
この二つのポイントに注目して口紅やリップグロスを選んでみてください(^^)