先日、SMAPのコンサートに行って来ました。
ここ数年で母もSMAPに夢中です。祖母もかなり好きらしい。
「守りに入らないグループ」
大げさに見出しを使ってみます(笑)
容姿が整っていて歌もダンスも出来るのはもちろん彼らの大きな魅力です。
だけど好きで居続けられたのは、攻め続ける姿勢に惹かれたからではないかと思います。
それこそSMAPを初めて見たミュージックステーションで、過去に出演した時の映像を振り返るという企画がありました。
デビュー曲の「Can't Stop!!-LOVING-」で番組に初登場した時の映像から当時の最新曲までね。
音松くん可愛かったな~(笑)
それで過去映像を見た中居正広さんが「(SMAPは)守りに入らないグループですね~攻めてますね~」と言っていたんですね。
当時5歳の私はさっぱりでした。
が、大人になってふとそのコメントを思い出すんです。
ペプシが定期的に変なフレーバーを出しますよね(失礼)
…とたとえを出したものの、ちょっと違うと思いましたが(笑)
SMAPコンサートは一つのエンターテイメント
やっぱりホームでのメンバーは自由です。いろんな意味でね。
初めてコンサートで3Dメガネを使ったりラッキーさんだったり、前回は大きなジャングルジムのようなセットがあったり、セット内のスクリーンとリンクした演出も面白かったですね。
今年はね~…ふふふ…
ツアー中なのでお話しできませんが、やっぱりびっくりしました。
好きなアーティストの公演日が重なったら誰よりもSMAPを選ぶ気がする。
ファンの人の付き添いで来た方が最初は静かに見ていたのに終わるころにはペンライトを振ってキャーキャー言っていた、という話も少なくありません(笑)
客席のマナーに定評があるスマコンに暗雲が…
やっと本題に入れそう!
Twitterやブログの記事を読んでいて知ったことですが、SMAPコンサートは客席の評判が良いようです。
個々の姿勢もそうですし、あとで書きますがメンバーもその辺はきちんとされているので。
そんな定評(と言えるのかどうか知りません)があった客席ですが、今年のスマコンで変化がありました。
行くことが出来なかった公演は行かれた方がブログやSNSで書かれるレポートを見て楽しんでいるのですが、例年に比べてマナーについて言及されている方が非常に多くいらっしゃったのです。
マナーの悪さが目立った要因
初めての方は毎回結構いらっしゃいますが、今年は27時間TVのラストで行われたノンストップライブの影響が凄まじかったそうです。
それを見てツアーに行きたいと思った方が多く、例年以上にチケットが取りづらかったとか。
それにより、マナーに詳しくない初めてコンサートに行かれる方の割合が増えて問題となる範囲が広がったんだと思います。
- 写真撮影
- バッファ
今回はこの二つと、共に公式サイトに掲載されている「うちわ」について、書いていきたいと思います。
マナー違反1:写真等の撮影
これが本当に多かった!
あの~、開演前に「撮影、録音は禁止されています」というアナウンスがありませんでしたか?
チケットか何かにも書いてませんでしたか?
アリーナ席は禁止という旨を書いた看板をスタッフの方が持っていらっしゃいますが、楽しみにしすぎて周りを見ていないということですね。
次は大丈夫ですよね。ね?
最低限、公式にアナウンスされている注意事項は守りましょう。
これもアナウンスで言われていましたが、最悪の場合公演が中止となります。
写真撮って売ってる露店の野郎は問答無用です。表出ろ。
SNSに堂々と公演中の写真をアップしている方もいたそうで、その多くは注意を受けて削除されていましたがもう言葉も出ません…。
というか、本人がそこにいるのに液晶画面じゃなくてステージ見ようよ…って思う。
形に残したいだけならブルーレイ見といたらいいんじゃないですかね。知らんけど。
公演中じゃなければいいんじゃないの?という方、セットも立派な著作物なのでNGだそうです。
こちらも写真を載せている方がいましたが、著作権法違反なのでどちらも記憶の中に大切にしまっておきましょう。
今回あまりに撮影者が多いせいか、今年からなのか先日の公演からなのかは分かりませんが、ついに会場内で携帯電話を取り出すこと自体が禁止されました。
前席のおばちゃん注意されてた。携帯は没収できないけどカメラ付いてるからね。
尚、食べ物などを売ってる通路で使うのは問題ありません。
マナー違反2:バッファ
バッファとは、自分の席を離れてメンバーがいるステージやトロッコの方へ押し寄せる人達のことを指します。
バッファロー(牛)の群れが移動する様子に似ているのでバッファと言われています。
トロッコや花道などにメンバーが来ると近くで見たい、自分をアピールしたいと思っての行動でしょう。
私は一番最初に行ったコンサートで目の当たりにしました。
アリーナ席だったのですが、通路挟んで横のブロック(ステージ真ん前)にいた人達がドドドドッとステージの方に押し寄せていくんです。
自分は横のブロックだったから良かったけど、あの中に紛れていたらと思うと、押し潰されていたかと思うと、恐怖でしかありません。
バッファは周りにとっても自分にとっても非常に危険な行為です。
公式ホームページの「ファンのみなさまへ」というページでも、絶対にしないようにと書かれています。
周りには椅子や荷物などの障害物があるので、前や横の人を押す、または周りから押されることにより、ぶつかって怪我をしてしまいます。
スタンド席は階段があるので下手したら将棋倒しになります。
そんな事になったら公演を続けられないばかりか、今後ツアーを開催できなくなるかもしれません。
他にも気合いを入れて良い服を着てきたのにほつれてしまう、汚れてしまう、という可能性もあります。
「全席指定」というのは席が確保されているという意味だけではなく、決められた場所で安全に楽しむためのものだと思っておきましょう。
ちなみに、先ほどちらっとメンバーもその辺きちんとしてると書きました。
彼らはトロッコなどで客席の近くに来ても、バッファのある方向はスルーします。
くるりと背を向けます。
間近で見るために危険な思いをして前へ押し寄せても、顔も見られませんので、重ねてになりますが、自分や周りの人の安全のために、自分の席を離れないようにしましょう。
席がどこになるかは運です。諦めてください。
マナー違反3:うちわについて
うちわについても公式ホームページの「ファンのみなさまへ」というページに記載されています。
ジャニーズのコンサートグッズにはジャンボうちわがあり、自分が特に好きなメンバーのものを買うのが一般的です。
このうちわはメンバーにアピールするために公演中も持つことが多いんですが、「胸の高さまでしか上げないでください」と注意書きがされています。
なぜかというと、おそらく頭の上まで上げてしまうと後ろの人の視界を遮ってしまうから。
行った公演で近くの席に腕を目一杯あげて振っている方がいたので、数列後ろの方はあまり見えなかったのではないかと思います。
ピンとこない方は試しにうちわを誰かに持って上に上げてもらい、自分はちょっと離れた椅子などの上から見てみましょう。
自分の目の先、大部分が隠れてしまうはずです。
スタンドから見るステージは小さいですから、うちわで隠れてしまうのです。
公式には書かれていませんが、同じ理由で
- 高いヒール
- トップに作るお団子・ポニーテール
- 飾りのついたカチューシャ
あと今回多く見かけましたが哺乳瓶の吸うところみたいなでっぱりがあるニット帽など、後ろの人の視界を遮るものは控えていただけると後ろに座る人間が大変助かります。
ペンライトや手は上げても一時的ですが、上記のようなものは公演中ずっと視界を遮られるんです。面積も違いますし。
その他もいろいろ…
この他にも
- 持ち込んだペットボトルを席のドリンクホルダーに置いて帰る
- 規制退場を守らない
- 公演中に連れとのお喋りが過ぎる
等の文章を見かけました。
ゴミは、ファミレス等に行ったときのようなお客様感覚なんですかね。
片づけてもらえますもんね。
確かに置きっぱなしにしたら清掃の方が片付けますが、ではそのような方は、人の家にお邪魔して自分が持ってきた飲み物や食べ物のゴミを、平気な顔で置いて帰られるのですか?とお聞きしたいです。
座席で出されたものならまだしも、自分達が持ち込んだもののゴミを持ち帰らないのは正直、ファン以前に人としてどうかと思います。
入口付近にゴミ箱あるので、ドームを出る際にそこへどうぞ。
規制退場はそれぞれ事情もあるから一概には言えないんですが、会場が明るくなってから出るのであれば規制を守った方が身のためです。
電車の最終に間に合わないとかよっぽど急いでいない限りは、焦って外に出ても人が多すぎて疲れます。人混みも動きません。
のんびり片付けでもして待ちましょう^^
公演中のお喋りは…なんでコンサートに来たの?という疑問が浮かびますね(苦笑)
長々と書いてきましたが、マナーは思いやりや心づかいです。
難しいことではありません。
周りを見ていただく余裕を少しで良いので持っていただけたらと思います。
とーーーっても分かります。
ぶっちゃけ最初から完璧に出来る訳ないから仕方ない、とも思います。
次のツアーではもう初めてではないから、周りなんて関係ねえ!自分が楽しけりゃいいんじゃ!という方を除いてはきっと一緒に楽しめるのではないでしょうか。
もちろん初めてでもきちんと周りの事を見られている人の方が多いと思います。
そして今まで何度もコンサートに行った人も、是非一度自分の振る舞いを思い返してはいかがでしょうか。
SMAPだけじゃないですよ。
郷に入っては郷に従え。
ドームツアーでもホールコンサートでも好きな子のお誕生日会でも、大勢がいるところで自分勝手な態度はかっこ悪いです。