先日ラジオを聴いていたら「キス病にかかった」というメールが紹介されていました。
「なんだそのリア充がかかりそうな病気は！？」と思って調べてみたら、人の唾液からうつる感染症なんだそうです。
キス病というのがあるらしいよ！
正式な病名は「伝染性単核球症」といいます。
エプスタイン・バー・ウイルス（EBウイルス）というヘルペスウイルスの仲間に感染して起きる病気で、思春期以降の感染経路のほとんどがキス（主にディープキス）によるものなので「キス病」と言われるようになったそうです。
本当にリア充がかかるものっぽい。
日本では約70％～80％の人が乳幼児期（2～3歳）に感染し、症状が出ないまま抗体ができておさまると言われています。
（抗体ができている人でも免疫力が下がると再び発症することがあります。）
思春期以降に初めて感染した人は約50％は症状が現れるそうなので、発見しやすいかと思います。
かかっている人全体で自覚症状の出ない人は15～20％いるとか。
症状
キス病は風邪とよく似ています。
主な症状は以下の通り。
- 倦怠感
- 38度以上の発熱
- 喉の痛み
- リンパ節の腫れ
その他に唇の荒れや肝機能の異常や発疹がでることもあります。
潜伏期間が6～8週間と長いので心当たりを忘れてしまいそうですが、上記の症状が出て思い当たる節があったら早めに内科を受診した方が良いですね。
原因
キス病のウイルスは人の口の中にいるので、他人の唾液が口の中に入ることで感染のリスクが発生します。
なのでキスやまわし飲み、スプーンの供用などが感染のきっかけとなります。
まわし飲みは家族間でもしますから、非リア充にとっても他人事ではないようです…。
情報を集める際に性病のサイトでキス病の説明が書かれていたんですが、家族や友人間でも感染することを考えると一概にそうとも言えなさそうですね。
対処法
残念ながらウイルスを退治する特効薬はありません。
できることといえば痛み止めや解熱剤など表に出た症状を鎮める対症療法は出来ますが、症状が続く5～7日間は安静にして様子を見るしかないようです。
予防法
成人の90％は抗体を持っていると言われているので神経質になる必要はありませんが、キスや回し飲みをしないのが確実な予防法と言えます。
しかし、大好きな恋人とキスできないなんて無理な話だと思う。
私には分かりませんけど（ひがみ
それならば、体内にウイルスが入ってきても感染しないように免疫力を高めておくことが有効かと思います。
規則正しい生活をする、
適度な運動をする、
体を冷やさない、
ストレスを溜めない、等。
これらは風邪やインフルエンザなどあらゆる病気に対して有効なので、普段から気を付けておきたいものであります。
