よしまのメモ帳

思いついたことを書き留める雑多ブログ。コメント欄は設けていますが基本的に反応しません。ご用の方はお問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。

心が疲れたときは「ブッタとシッタカブッタ3」を読んでみて。

スポンサーリンク

f:id:yoshimamo:20160928190432j:plain

最終更新日:2019年4月9日

今週のお題「プレゼントしたい本」

2週にわたって募集されていたはてなお題にすべりこみ!

今週は読書の秋ということで「プレゼントしたい本」とのこと。
今年の秋は先日観た映画「怒り」の原作小説を買ったのでそれを読みふけることになりそうなのですが、今日は私が昔から定期的に読みたくなる本をご紹介したいと思います。

それは「ブッタとシッタカブッタ3」という本で、生活する中でちょっと「疲れたなぁ」と思ったときに読んでほしい本です。

はてなお題「プレゼントしたい本」

ブッタとシッタカブッタはシリーズもののエッセイ漫画です。
1993年に1巻、今回ご紹介する3巻は1999年に発売され、現在は2003年に出た新装版が単行本や電子書籍として販売されています。

私は新装前、緑地の表紙だったころの本を持っています。

 「この世界はあんたの心がつくり出しているんだ」と、ブッタは言う。ものの見方の癖を知ることで、わたしたちが自分の人生をどう見ているかが見えてきます。笑ったり、驚いたりしながら、思い込みの仕組みを発見することでしょう。マンガといってあなどれない、「心」を語る本。

Amazon商品説明より

ブッタといえば仏教を連想すると思いますが、この本は宗教的な話ではなく(仏教要素がよく描かれているという口コミもありますが)、心のあり方・持ち方、ものの見方など「心」について書かれています。

ちなみに表紙の右、仏様っぽいのがブッタ、左の普通のブタ(笑)がシッタカブッタです。

私がブッタとシッタカブッタに出会ったのは小学生の頃でした。
図書館で母が借りてきたのを読んだことがきっかけです。
当時は人の心も自分の心もまだよく分かっていない、分かろうとしていない年齢でしたので「絵が可愛いなぁ」ということで返却するまで繰り返し読んでいたのを覚えています。

それから何年か経ち、高校を卒業した頃でしょうか。
当時は人間関係や将来のこと、自分へのコンプレックスなど負の要素で心がパンパンになっていました。

誰にも相談できず、解決するための本を探して図書館へ。
そこで再び「ブッタとシッタカブッタ」を見つけました。
今度は自分の図書館カードで借りました。

大人になっていろんな気持ちを経験して読むと、なんだか心が軽くなるような、ぐしゃぐしゃに絡まっていた頭の中がスッとほどけていくような、そんな気分になりました。
図書館に返したら、すぐに単行本を購入しました。

たとえばAmazonのなか見検索でもちょっと読めるページなのですが、雨が降りそうで憂鬱になっているシッタカブッタにブッタが声をかけます。

この世界はあんたの心がつくり出しているんだ

この世を楽しいものにするか つらいものにするかはおまえさんの心しだいだよ

そのあとシッタカブッタは傘をさして跳びはね、雨を楽しみました。

なんでしょう、努力って大事だと思いますけど、それだけじゃどうにもならないこともあるんですよね。それこそ天気とか、もっというと死ぬことなんて誰も逃れられないことなわけで。
それをどう受け取るか。どう生きるか。

他にも先入観、比較、自分とは…
そんな、つらさを和らげるヒントがシンプルに描かれています。

4コマを中心としてイラストの多いエッセイ本ですので、本棚に置いておくとふとしたときに取り出して読むことができます。
最初に読んだこともあって3が印象的でしたが他の巻もオススメです。
恋に悩む人は「愛のシッタカブッタ」が良いかな。

ちょっと心が疲れちゃった。

「ブッタとシッタカブッタ」は、そんなときに手元にあるとちょっと心がラクになる1冊です。