よしまのメモ帳

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優しい雰囲気を出せる色鉛筆の塗り方。

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最近”色鉛筆”で色を塗ることにハマっています。

CGイラストが一般的となっている昨今。

「アナログもまだまだ捨てたものではないぞ!」ということを言いたくて記事を書き始めました。

色鉛筆は柔らかく優しい感じを出すことが得意です。

アナログ画材なので、これとスケッチブックさえあればいつでもどこでも絵を描くことができます。

そしてなにより道具代がリーズナブル。

100均で揃えられますし、トンボなどのメーカー品でも36色入りで1600円で買うことができます。

 

ここまで書いておいてなんですが、私自身は小学校以来、最近まで色鉛筆を使ったことがありませんでした。

昔は塗り方を知らず適当な塗り方をしていたのでムラになりやすかったんですね。

それが嫌でずっと使っていなくて。

線を鉛筆で描いていたので色と混じって汚くもなるんですよ。

イラストを描くときにはそれこそパソコンばかり使っていたんですが、このまとめをきっかけに色鉛筆を使おうと思い始めました。

あのムラになってばかりだった道具にはこんな力があったのか、と。

他力本願ですが「もっと色鉛筆を使う人が増えて素敵なイラストを書いてほしい」と思うので、上記ページを参考に色鉛筆を使った色の塗り方をご紹介したいと思います。

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色鉛筆の塗り方

1.線を描く

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いつも落書きに使っている猫さんもどきを描いていきます。

鉛筆で下書きを作ったら、その上から塗りたい色と同色系の色鉛筆で清書しましょう。今日は暖色を使うのでこげ茶にしました。

寒色系なら紺や深緑でしょうかね。

線の色で印象は変わるのでいろいろと試してみたいです。

技術の問題もありますが、濃い色を使うとイラストチックになり、薄い色を使うと立体感が出るような気がします。

正反対の色を使ったり2色以上で線を描くこともありますが…あいにくそういうセンスは持ち合わせていないので今日はパス。

もちろん下書きなしで描いても良いですし、下書きを別の紙に書いてトレースすると汚れる心配がありません。
鉛筆・色鉛筆とも修正しやすいように弱い筆圧で描きましょう。

ちなみに猫さんもどきの大きさは縦3cmくらい。
もう少し大きい方が影などをつけやすかったと後悔しています…。

2.色を塗る(1度目) 

色塗りは薄い塗りを何度も重ねて濃さを出していきます。

必要な色は最低限塗りたい色があればOKですが、立体感や深みを出そうとすると同色系の濃い色や少し色相をずらした色があった方がいいでしょう。

塗るときは色鉛筆を傾けて広範囲を一気に塗るのではなく、細かい線を何本も引くように塗るのがポイント。

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※イメージ図

モノクロの落書きだと黒い部分をシャッシャッと線を引いて塗っていくことがあるかと思います。
それと同じ感覚で、しかしあまり力を入れず、薄く薄く塗りましょう。

猫さんもどきにはやまぶき色を使用します。
これは好みによりますが、光が強く当たる部分(右上)は塗らないで白く残しておくと良いですよ。

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この時点ではムラになってますがまだまだ色を重ねるので大丈夫。

イラストの上手下手についての言及はするな!
”好き”と”得意”は別物だと実感する今日この頃です。

3.色を塗る(2度目)

再び線を引くように色を塗り重ねます。
先ほどの線から角度を45度傾け、掛け合わせるように塗っていきましょう。

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漫画でよく使われる"カケアミ"と同じ書き方をしています。

だんだんと色が濃くなってくるので、白い部分の次に光がよく当たる設定のところは塗らず薄いままにします。

4.どんどん色を重ねていく

3度目も同じように角度を45度変えて線を重ねていきます。

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5.影の仕上げと修正

ここまでは1色のみで塗ってきましたが、4度目くらいになったら同色系の濃い色を一番暗い影となる部分に塗ります。
今回の場合は左下に、外側の線と同じこげ茶色を重ねました。
(人の顔なら鼻や唇の影などが一番暗くなります。)

影の色をうす〜くうす〜く塗ったら、再び角度を変えて元の色を塗り馴染ませます。
ついでにムラが残っているところがあればちょいちょいっと塗りましょう。

最後に軽く修正して完成です。

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修正は目と口の中を塗り、頬のピンクを入れ、消しゴムをかけたり濃い色を足したりして線の濃淡を調節しました。
予想外に、けっこう気に入ったものになったのでよかったです(^^)

おまけ

線の色を変えてみる

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猫さんもどきの原型。
外側の線を薄い色にして塗ってみました。
原型はペン書き10秒で描けるので重宝しています(笑)

影の色を変えてみる

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原型二つ目。
線と影の色に黄緑を使ってみました。

1色を重ねていく中で途中(影の色など)でまったく違う色を入れると雰囲気が変わってきますね。
ただし、まったく違う色を入れる時は浮かないようにうす~くうす~く塗り重ねていきましょう。

今回は同系色で塗りましたが、黄色に青という正反対の色を組み合わせても雰囲気がガラリと変わるので面白いですよ。

ぜひ色々な組み合わせを試して、自分ならではのパターンを増やしていきましょう♪