よしまのメモ帳

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映画「ミュージアム」の感想を勢いだけで書く。【ネタバレ有】

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先日、11月12日に公開された映画「ミュージアム」を観てきたので映画記事恒例「勢いだけ感想」を書いていきたいと思います。

最近ほぼ月イチという、自分にしては今までにないくらいのペースで映画を観ています。
他のことを何も考えずに異世界(?)にのめりこめる時間って良いですねぇ。
ここには書いていないけど「傷物語」も面白かったよ。

さて、ここからは語彙力皆無、支離滅裂なメモ書きです。
唐突なネタバレがありますので未鑑賞の方はご注意くださいませ。

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映画「ミュージアム」を観てきました!

「ミュージアム」は、2013年よりヤングマガジンにて連載されていた巴亮介氏の漫画「ミュージアム(全3巻)」を原作とした劇場作品です。

予告編はこちら。

www.youtube.com

カエル男のビジュアルが怖くてちょっと行くのやめたくなりました(笑)

原作未読、番宣番組などを見た状態で鑑賞しました。

原作に描かれている点があったとしても「ここわからなかったな~どうなんだろう~」と書いているところもありますが、何卒ご了承くださいませ。

あらすじ

雨の日だけに発生する猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男は、自分をアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。
連続する事件の関連性を操作する刑事・沢村(小栗旬)と部下の西野(野村周平)は、次のターゲットが沢村の妻・遥(尾野真千子)であることに気づく。
冷静さを失った沢村は、カエル男の罠にはまり、絶望へと追い込まれていく。謎の”私刑”執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?真の目的は?

ミュージアム公式サイト「STORY」より

連続殺人事件の犯人を追う沢村を主人公としたサスペンスホラー、とのこと。

キャスト

沢村久志・・・小栗旬
沢村遥 ・・・尾野真千子
沢村将太・・・五十嵐陽向
西野純一・・・野村周平
岡部利夫・・・伊武雅刀
関端浩三・・・松重豊
菅原剛 ・・・丸山智己
橘幹絵 ・・・市川実日子
カエル男(霧島早苗)・・・妻夫木聡

感想については役名で書いていきます。

ストーリーについて

※唐突にネタバレします。

本編の流れについては、だいたい予告編を見たら把握できます。
雨の日にだけ起こる猟奇連続殺人事件の犯人(カエル男)を追う沢村(と西野)。
被害者同士の共通点として幼女樹脂詰め殺人事件の裁判で裁判員をしていた人達だったことが判明。
その時同じく裁判員だった、別居中の沢村の妻・遥がターゲットにされると分かる。→犯人に連れ去られる。
焦りから感情的になる沢村は結果捜査メンバーから外され、独断で犯人を追うことに。
カエル男の家を突き止めて中に入るが、追い詰めたと思ったら閉じ込められてしまい……

もーーー、ね。気持ち悪かった!(良い意味で)

冒頭、沢村家を映した監視カメラのような画から「ミュージアム」とタイトルロゴが浮かんでくる様子がすでに怖い!

大画面で見るカエル男が怖い!(笑)

映画自体は最後の方までテンポよく進んでいって、2時間強があっという間でした。
事件ものなので頭使う系かなと思っていましたが、犯人が分かってからの話が本筋っぽいですね。
事件や犯人特定まではわりとポンポン進んでいきます。

事件解決、カエル男の居場所特定、沢村と家庭の問題などへの伏線はありましたが、すぐ回収されるものだったり伏線と言っていいのかというくらい小さいものだったので、詰め込みすぎず時間相応の濃さといいますか。
あまり考える作業に意識を持っていかれることがなくて、しっかり話の展開を追いかけてのめり込むことができました。

刑事・沢村と犯人・カエル男(霧島早苗)のやりとり、こう言うと子どもっぽく聞こえそうですが彼らの「追いかけっこ」を楽しむ映画だったかなと思います。
カーチェイスや殴り合いといったアクション要素もあり、ぐんと見入る場面もちょこちょこあって面白かったです。

予告編を見たかぎりでは結構グロデスクな描写が多そうでしたが、思ったよりは平気でしたね。
血みどろになったアレやソレががっつり写っているシーンはあるものの、部分的なのでそこだけ目を瞑ってしまえば乗り越えられます。
(自分がグロ耐性あるというのもありますが)

ただ、最後カエル男もとい霧島早苗が外に逃げ出してきて警察に囲まれる中喋っている、というシーンは見なきゃならないかな…とは思います。
霧島早苗は光線過敏症で、日に当たると強いアレルギー反応が出てしまうんですね。
外に逃げ出して、その症状が出てしまって。
その姿が痛々しくもあり、目つきや声、言葉などと相まって怖さを感じました。
グロ全くダメな人はちょっと見るのをやめておいた方が良いかも…って、そういう人はもともと見ないですよね^^;

オチは、沢村も遥と将太も無事助かり、夫婦ヨリを戻して楽しく将太の運動会を見る…というまぁあるといえばよくある展開…
ですが、遥(と将太)へのライターのつけまわし、早苗の最後(最期?)、将太が運動会で首元をかきむしる(日光過敏症のような動作)など、本当に平和が戻ったのか?という含みを持たせたラストは想像する楽しさと怖さがあります。
ラストは原作と違うようですが、未読のため特に違和感もなくただただ鳥肌を立たせてておりました(苦笑)

登場人物やキャストについて

沢村刑事は上司も部下もいて、中堅の刑事くらいでしょうか。でも感情的になってしまう若さもある。
彼にはちょいちょいツッコミを入れたくなりましたね。(笑)
怖さからあえて意識を逸らそうとした部分もありますが、まず沢村の身体すごい丈夫だな!?というところにつっこみたい。

だって車が横転して、大型トラックで何度もガシャンガシャンぶつけられたり、車に撥ねられたり、カエル男にボコボコにされたり、銃で2発撃たれたりしてるのに生きているんですよ。
すごくない!?

あと捜査の話をその辺のごはん屋さんやファミレスでしていいの?機密情報じゃない?と思ってしまいました(笑)
結果カエル男にそのやりとり録音されてるし!w

でも沢村の、というか小栗さんの迫力には圧倒されましたね。
犯人を追う刑事→家庭を顧みなかったことを後悔する父親→家族を殺された(と思い込んで)殺意を露わにした表情の変化は凄かったし、怖かった。

個人的には西野が好きだなーと思いました。
ああいう頼りないけど一生懸命なキャラクター、かっこよくて可愛くて好きです。
だから西野には最後まで生きていてほしかった…カエル男め…!!
彼だけカエル男の作品として殺されたわけじゃないところもこう、悲しいというかなんというか。
あれは沢村を引き付けたいがための行動だったのでしょう。
あのとき曇り空から太陽が出てきたために、光線過敏症のカエル男はその場から立ち去らざるを得なくなったわけですが、曇り空のままだったらヤツは西野と沢村をどうするつもりだったのか気になります。

西野の件に限らず、カエル男については純粋にもっと身辺や過去を知りたいと思いましたね。
原作読んだら分かるかな。
アレルギーは心因性と早苗の姉である幹絵が言っているところから、両親が殺されて、そこから悪化したと考えるわけですが、そこから作品を作り出す思考になるまでになにがあったのかが気になる。
復讐のためなのか、両親の遺体を見たときから何か惹かれるものがあったのか…。

あと全体的に早苗(カエル男)は、言葉を選ばずに言うとマジキチでした(語彙力…)

イライラするような、気味悪いような声と喋り方、

カエルのマスクもですが、それを脱いで自宅の地下で自分の作品(遺体の写真)を見て歓喜している様子、

ハエの集るキッチンで作るハンバーグ(結局あれは何の肉だったのか…)、

などなど何を考えているのかわからなくて怖かったです。(良い意味で)

 

まとめ

ラストのスピード感があるので重苦しくなく、比較的見やすい作品でした。
ハラハラぞわぞわしたい人にオススメ!

これを観たあとは雨の日にカエル男を探してしまうかもしれませんw