「問題集を解くより本をたくさん読みなさい」
というのが父の口癖。
その理由は「伝わる文章を書けるようになるから」。
ある日、ふいに一冊の本を私に渡してきてそれを教えてくれました。
管理職である父は報告書などに目を通すことが多いのですが、本を読んでいる人の文章は分かりやすい・伝わりやすいのだそうです。
反対にあまり読んでいない人の報告書はすぐ分かるのだとか。
だから良い本を読みなさい、
読むだけで書けるようになる、と言われました。
良い本って何?と聞いたところいくつかオススメを教えてもらったので、今日はそれをご紹介したいと思います。
最初に申し上げておきますと、ご紹介する本は小説です。
書き方やテクニックが書かれている本ではありませんので、何卒ご了承ください。
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伝える文章を書けるようになる本4冊
永遠の0
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
YAHOO!映画より
映画化もされましたね。
著者については色々あったようですがそれは置いといて。
父から渡された本がこの「永遠の0」でした。
活字をあまり読まない自分でも読みやすく、情景がイメージすることができます。
ラストには涙もこぼれてきました。
第二次世界大戦や零戦といった実際にあった出来事を題材にしていますが、あくまで”物語”であると感じます。
海賊とよばれた男
「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはーー
Amazon.co.jp 内容紹介より
大手石油会社、出光興産の創設者の実話を元にした作品。
ここから先に紹介する本を私はまだ読んでいませんが、こちらは酷評ですね(苦笑)
とはいえ学ぶという点では永遠の0で分かりやすい・読みやすいと感じたので期待できるかな。
出光は市内に会社があり身近に感じているので一度は読んでおきたいです。
竜馬がゆく
「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。
楽天ブックス内容情報より
坂本竜馬というとモジャモジャあたまの坂本辰馬が浮かぶほどには銀魂が好き。
作家買いをしている父の本棚には新装前のものがあります。
読みやすい云々の前に”面白かった”ということで薦められました。
全8巻かぁ…個人的には長いですが、読みきったら結構な漢字や言葉を吸収できそうです。
塩狩峠
結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。
Amazon.co.jp 内容紹介より
内容紹介を読むだけでも胸にずしりときました。
レビューを読むにキリスト教の色が強いそうなので、他に信仰がある方は向いていないかもしれません。
読むだけで文章が書けるというのは怪しいですが、偉い立場にいる人が言うことなので従ってみたいと思います。
王様のいうことは絶対!(笑)そんなことを書きつつ、漫画を読み漁る今日この頃。