本や漫画を棚に置いておくと、いつのまにか色が褪せてしまいませんか?
今日はそんな本の日焼け対策、ついでにホコリよけや見えない収納に使える「ロールカーテン」を作っていきたいと思います。
かくいう私も本の日焼けには悩まされている1人でして。
日当たりがいい部屋って気持ちいいけど、モノの劣化は早まってしまうんですよね。
かといって一日中カーテンを閉めておくわけにもいかず…
ドア付きの本棚を買うお金もなく…
ということで何か方法はないか調べたところ「ロールカーテン」というものに行きついたわけです。
本の日よけ・目隠しにロールカーテンを作ってみた。
▽「ロールカーテン(ロールブラインド)」とは
一枚布の幕を窓などの上部に取り付けた棒から吊るして日よけや目隠しとし、使わないときは棒を回転させて巻き上げるブラインド
コトバンクより引用
ブラインドといえばアイキャッチ画像のような、薄い板がいくつも連なったカシャンカシャンと音がするようなものをイメージしますが、ロールブラインドは一枚の布から作られる、くるくると巻き上げるタイプの日よけ・目隠しのことを指します。
ロールカーテンのメリットとしては、まず必要なときに必要な高さまで開けられること。
そして一度に広範囲を隠せることが挙げられます。
以前セリアのプラスチックドアを使って棚の目隠しを試みたのですが、サイズ合わせが面倒、枚数がいる、などの理由から結局ブログに載せた1か所にしか取りつけていなくて(^^;)
関連記事:100円ショップ セリアの「プラスチックドア」を使って本棚にドアを付けてみました。
自作のロールカーテンは布のサイズ調整は必要ですが棒でつっぱるだけですし、大きな棚から文庫本を入れるような小さな細い棚まで好きな大きさのものが作れると思って今回チャレンジしてみることにしました。
完成品
まず完成品がこちら。
今回カーテンをつけたのは高さ約1m、幅30㎝弱、3段ある本棚です。
以前プラスチックドアを取りつけた本棚の別の列となりますが、横幅が狭すぎてプラスチックドアだとかなり小さくなってしまって取りつけられず。
ちなみに上から少年漫画・少女漫画・BL小説と分かれております(どうでもいい)
ロールカーテン左側の長く垂れ下がっている紐を引くと布の下の方にある棒が回転して巻き上げられる、という仕組みになっています。
用意するもの
- 布(棚のサイズ+縦幅が10㎝ほど長いもの)
- つっぱり棒(1本)
- 棒状の重り(つっぱり棒でも可)
- すだれ巻き上げ器(2連のものがオススメ!)
- 裁縫道具または布用接着剤
布とつっぱり棒は100円ショップにて購入。
棒状の重りはつっぱり棒が2本セットだったのでそちらで代用しました。
上記画像にはすだれ巻き上げ器がフックが1つのタイプ(シングル)が写っていますが、うまく捲れなかったので作り方本編では2連タイプを使用しております。
▽こういうやつ。2連タイプはフックが二つ付いています。
シングルタイプを2つ買ってつなげても良いんですが、2連タイプとシングルタイプ2個がほぼ同じ値段だったので2連タイプを買った方がてっとり早いです。
予算は裁縫道具を除いて400円ちょっと。
裁縫道具はぜひミシンを使ってください。とっっっても楽です。
(↑途中まで手縫いして半泣きになった奴)
糸の通し方がわからずセットに15分かかっても、ミシンの方が楽です。笑
作り方
それでは作っていきましょう!
とその前に、布の端が切りっぱなしの場合はそのままだとほつれてきて見栄えが悪くなってしまいます。
端を細い二つ折りか三つ折りにして縫うか接着剤やテープで留めておきましょう。
▽こんな感じに。
私が買った「ボックスカーテン」は処理が施されていました。
同じ百均でも「はぎれ」の類は切りっぱなしなので縫う必要がありそうです。
1.布の上下を輪っかにする
ようやく製作開始です。
と言っても手順はあまりないんですがw
まず、棚に撮りつけるためのつっぱり棒を通す部分を作ります。
布の長さが短いほうの辺、説明が難しいですが「棚の横板と平行になる方の辺」ですね。
こちらをつっぱり棒が入るくらいの幅に折って縫います。
うーん、何と言っていいのやら。
写真のように折って、待ち針のあたりを縫っていくんですが…伝わりますかね?(~_~;)
仕上がりとしては輪っかのようになるかと思います。
今回は百均の一番細いつっぱり棒で、端2.5㎝ほどを折って縫いました。
どれくらい折るかはつっぱり棒の太さに合わせて変えてくださいね。
出来たら反対側の辺も同じように折って、輪っかになるように縫います。
今度は棒状の重り(または2本目のつっぱり棒)が入る大きさで。
2.つっぱり棒を通す
続いて、先ほど縫って作った輪っかにつっぱり棒を通します。
暖簾の上側みたいな感じですね。
今回は重りとしてもつっぱり棒を使いましたが、調べてみると百均に丸棒?という棒が売っているみたいです。
太くて安定感がありそうなので、あればそちらの方が良いかもしれません。
3.すだれ巻き上げ器を取りつける
ここで「すだれ巻き上げ器」の登場です。
中身を取り出し絡まっているのをほどいたら、フックを布の上部、つっぱり棒を通した部分に取りつけます。
布に重なっている紐は輪っかになってまして、布の裏側にもぐるっと通してあります。
ぐしゃぐしゃ~っとなっている紐はカーテンを引っ張る用。
引っ張る用の紐は、端っこの持ち手(?)の内側の結び目を解いて引っ張ったりすると長さを調節することができます。
自分が使っている商品だけかもしれませんが、持ち手でなくてもどこかしらで長さを調節できるようになっていますので色々見てみてください。
▽フック部分のアップ
細かい位置は棚に取りつけて実際に巻き上げてみて調整していきましょう。
フックの中には滑車とストッパーが付いていて、それらが動くことでガラガラと巻き上げたり留めたりできる仕組みになっているようです。
これでロールカーテン本体は出来上がり。
4.棚に取りつける
あとは出来上がったロールカーテンを棚に取りつけるだけです。
カーテンを取りつける際、奥行きからはみ出るサイズの本は除けておきましょう。
巻き上げる際に引っかかったりして動きの邪魔になってしまいます。
上記写真では、わかりづらいですが1段目の黄緑色の袋が出っ張っていたので除けました。
棚の内側、一番上につっぱり棒をつっぱらせて角度やなんか調整すると冒頭の完成写真となります。
カーテンのシワはあとでアイロンをかけるとして。
見栄えがなんか…微妙…(笑)
このロールカーテンは来客がない家の棚向けですね( ̄▽ ̄;)
実際に使ってみた。
それでは実際にカーテンを巻き上げてみましょう。
スルスルスル……
まずは一番下の3段目をクリア。
かなり綺麗に巻けていますね。
2段目も安定して巻けています。
傾きそうだなと思ったら、引っ張る紐が2本になっているので片方を引っ張ったり緩めたりしてバランスを取ると綺麗に巻くことができます。
このまま順調に巻き続け…
じゃじゃーん!
見事、1番上まで巻き上げることができました\(^O^)/
感触としては滑車の滑りもよく、カーテンも綺麗に回転してスムーズに巻き上げられます。
ストッパーの動きが上手くいかず下ろすときは手動ですが(笑)
これは今回使った商品の問題なので追々考えていきたいと思います。
それから使ってみて気づいたのが、一番上の棚(1段目)は巻き上げたカーテンが留まるため3分の2ほどしか開けられないということ。
何気なく中の漫画を取り出そうとしたら引っかかってしまいました。
普段あまり読まない漫画だから良いんですが、頻繁に読む本は下の方に置くと使いやすそうです。
巻き上げた部分を手でぐいっと持ち上げれば取り出せますので本は置けることは置けます。
それこそ見えない収納、押入れ代わりって感じですね。
まとめ
以上、本の日よけにロールカーテンを自作してみました。
巻き上げが面倒でしたらつっぱり棒2本だけでダラ~ンと掛けておくだけでも十分ですよ♪
下のつっぱり棒を好きな位置でつっぱらせれば、カーテンを棚の途中で留めることもできます。
本に限らず大事なモノの日焼け対策をお探しの方、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。
ただ6段とか天井まであるような大きな棚の場合は、自作より既製品を買った方が手間と費用が少ないこともありますので、その辺のバランスは考えたいところです。