最終更新日:2020年2月3日
「こんなデザインのヘアアクセサリーがほしい!」と思っても、既製品でピッタリなものを見つけるのって難しいですよね。
そんなときは、いっそ自分で作ってみてはいかがでしょうか?
今日はプラバン・レジン・色鉛筆を使ったオリジナルのヘアクリップの作り方をご紹介したいと思います。
プラバン&レジンでオリジナルヘアクリップを作ろう!
プラバンといえば、子供のころにキーホルダーを作ったという方も多いのではないでしょうか。
私も学校の教材で使って見事にいびつなキーホルダーができたことを覚えています(笑)
そしてレジンは紫外線に当たると固まる樹脂で、最近の手作りアクセサリーでよく使われている材料です。
手芸に縁のない私はヘアアクセサリーなど「ハードルが高い…!」と思っていたのですが、実はこの2つは100円ショップでも売られているくらい身近なものなんですよね。
そしてそこから可愛かったり綺麗なものができる。
いや本当、素敵なものがたくさんあるのでぜひググってみてください。
自分でも作ってみたい、と思っちゃいますよ!
用意するもの
- プラバン
- UVレジン
- 色鉛筆
- ヘアクリップの土台
- 紙やすり(中目)
- ハサミ(またはカッター)
そして写真にはありませんが
- オーブントースター
- アルミホイル
- クッキングシート
- 厚い本(辞書、漫画誌など)
- 接着剤
必要に応じて
- つまようじ
- マスキングテープ(セロハンでも可)
もあると便利です。
ほとんどは百均で手に入ったり家にあるものですね。
プラバンに関しては今回透明のものを使いますが、今後色鉛筆以外の画材を使う予定がないなら半透明のものがオススメです。
自分はポスカなどの画材も使おうと思って透明のものを買ったんですが、大変面倒なことになりました…100円だからケチらず2枚買えば良かった(笑)
UVレジンはソフトとハードがありますがお好みで。
アクセサリーならハードタイプが無難かな?
ダイソーには色つき、キャンドゥにはラメ入りなどのレジンもありますのでデザインや色にあったものを選びましょう。
こちらも各100円ショップで購入できますが、量が少ないので慣れてきたらきちんとしたものを買ったほうが良いかと思います。
ヘアクリップの土台も100円ショップにありますが、ちょうど良いサイズのものがなければネットでもお安く手に入りますよ(^^)
私は以下のショップで買いました。
こちらはメール便対応で種類も豊富なのでオススメです。
また接着剤について、数時間以上で完全に固まるものをお使いください。
瞬間接着剤はNG!すぐに取れてしまいます(^^;)
作り方
それでは作っていきます。
前もって形や色などのデザインをしっかり考えておきましょう!
1.プラバンを切る
まずはプラバンをデザインした形に切ります。
今回はタイルっぽくしたいので四角で、写真のように角を丸くしたものを4つ作りました。
複雑な形であれば鉛筆や水性ペンなどあとで消せるもので下書きをしてもOKです。
水性ペンだと弾くかな?
尚、プラバンはオーブントースターで温めると縮みますので大きめに切りましょう。
縮小率は大抵パッケージに書かれているのでご確認を。
これだと4分の1ですね。
とはいえ個体差がありますのでピッタリ4分の1にはなりません。
多少の誤差は計算のうちにいれておいてください。
2.紙やすりをかける
※半透明プラバンであればこの工程は不要です。
色鉛筆の粉(色)を乗せるために、透明プラバンの片面を紙やすりで削ります。
一方向に、シャッシャッシャっと。
全体にまんべんなく、白く半透明になるまでかけます。
爪の表面も削ってしまわないよう注意!
また削りカスが出ますので、プラバンの下に紙を敷いたり、気になる方はマスクを着けて作業しましょう。
3.色を塗る
個人的にここが一番楽しいところ!(笑)
紙やすりをかけた面に、色鉛筆で色を塗っていきます。
テーブルの汚さには目をつぶってください…(-_-)
塗り方はいろいろあるかと思いますが、紙に塗るときと同じで問題ありません。
私の塗り方は過去記事「優しい雰囲気を出せる色鉛筆の塗り方。」で紹介していますので参考になれば幸いです。
チェック柄にしてみました。
同色系が3色あればできますw
36色とかのセットがあれば1つのプラバンにグラデーションを作っても綺麗でしょうね(*´ω`*)
検索するとものすごく綺麗なプラバン作品が出てくるので、「デザインに悩む~!」という方はぜひ調べてみてください。
☆注意点☆
トースターで温めるとプラバンが縮みますが、そのぶん色も凝縮されて濃くなります。
あとで出てくる完成品も上の写真よりもかなり濃いです。
なので「少し薄いかな?」くらいで色塗りを終わらせましょう。
4.トースターで焼く
色を塗り終えたらオーブントースターでプラバンを焼きます。
まず、トースターは前もって温めておきましょう。
(一定の温度で焼かないと形が崩れたりうまく焼けない場合があるそうです)
そして焼き上がりに備えてクッキングシートと厚い本を準備しておきます。
準備ができたらアルミホイルをくしゃっとさせて、プラバンを色塗りした面を下にして乗せます。
細かくクシャクシャにするのではなくザックリと。
軽くいくつかの山を作る感じにするとプラバンがくっつきにくくなります。
そしてそのままトースターにGO!
焼き始めてすぐにプラバンがへにゃへにゃ~っと波打ちながら縮んでいきます。
平らになって縮まなくなったら焼き上がり!
すぐにトースターから取り出してクッキングシートに挟み、厚い本で上から押さえて形を整えます。
辞書の上からしっかり手で押さえてくださいね!
スピードが命なので、1度に焼くプラバンは1~2枚が良さそうです。
▽出来上がりはこんな風になります。
おぉ、タイルっぽい。
色を塗った面を下にするとよりそれっぽくなります。
約4.5㎝四方に切って、焼き上がりは1.5㎝。
こんなに小さくなるんですね!(@_@)
5.レジンを塗る
焼きっぱなしでもいいのですが、より可愛くアクセサリーっぽく仕上げるため表面にレジンを塗ります。
まずマステの粘着面を表にして輪っかにし(ぺったんテープにして)作業台に貼り、その上にプラバンを乗せます。
これはテーブルとプラバンの間に隙間を作りたいだけなので、マステでなくてもこの辺は身の回りにあるもので代用なりなんなりしてください(雑)
できたら容器を逆さにして、なるべくレジン液が重力で落ちてくるように気長に待ちながら乗せていきます。
容器を押すとレジン液に気泡が入りやすくなってしまうのでご注意を。
私は我慢できずブチュッと押しちゃいますけど(笑)
気泡があると穴が開いたりして綺麗に仕上がらないので、つまようじで掬ったり、時間に余裕があれば一晩置いたりして取り除きましょう。
端など細かいところはつまようじで伸ばしながら。
ヘアクリップはぷっくりしていた方が可愛いと思うので、レジン液をたっぷり乗せました。
レジン液は日光に当たると固まってしまうので、室内でカーテンを閉めての作業をオススメします。
逆に日に当たらなければいつまでも固まらないので焦らずゆっくり、丁寧に仕上げてくださいね(^^)
6.日光(UVライト)にあてて固める
レジン液を乗せたら太陽光かUVライトにあてて固めます。
作業が夕方だったもので写真はかなり陰っていますが(^^;)
日差しが強いほど早く固まります。
パッケージには5~30分と書かれており、今回は30分ほどで固まりました。
「固まったと思ったらまだ指紋が付く!」なんてこともあるので慎重に持ってくださいね(笑)
今後もレジンで色々作りたいと思っている方はUVライトを買っても良いと思います。
天気に左右されませんし、早い!楽!
レジンの他にジェルネイルにも使える機械なので、オシャレさんも1台持っておくと便利ですよ♪
▽固まるとこんな感じ。
ぷっくりツヤツヤ~(*´ω`*)
色鉛筆で塗った面はなんのコーティングもしていないので、色落ちが心配であれば裏返して薄くレジンを塗りましょう。
これでパーツは完成!
7.プラバンを土台に付けて完成!
最後にパーツを接着剤でヘアクリップの土台にくっつけて、出来上がりです。
なんですかね、センスが来いといった感じでしょうか…
絶対リベンジする!!
ちょっと土台が透けていますが髪につけると目立ちませんのでご安心を。
裏を白く塗っても良いかもしれません。
▽横から見た図
今回はヘアクリップを作りましたが、土台を変えればバレッタやヘアゴムにも応用できますよ♪
ないなら作ればいいじゃない!
以上、プラバンとレジンと色鉛筆を使ったオリジナルヘアクリップの作り方をご紹介してきました。
理想のヘアアクセサリーが見つからずお悩みの方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか(^^)