よしまのメモ帳

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水分補給になるもの、ならないもの。

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最終更新日:2019年11月2日

「水分を摂りなさい」といつも言っている父は、毎日2リットル近く水分補給しているといいます。

朝のカフェオレから始まり昼前にコーヒー、昼食後とおやつにコーヒー、夕食中にお酒と緑茶。
1杯200~300mlなので確かに2リットル飲んでいることになりますが。

ここで「自分はよく水分補給しているから血液サラサラだぜ!」とドヤ顔をしている父をギャフンと言わせたいと思います。

コーヒーは水分補給になりません!! 

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目次

 

水分補給になるもの、ならないもの。

はい。コーヒーは水分補給にはなりません!

コーヒーは飲んでも出ていくもの

確かに水分ではあるので吸収されるにはされます。

しかしコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用(尿の量を増やす作用)があるので、飲んだ分だけ…とまではいかなくとも体の外に出る水分がいつもより増えてしまうのです。

序盤に書きました父の水分補給もコーヒーがメインです。
さらにコーヒーと同じくカフェインを含む緑茶と、利尿作用のあるお酒(アルコール)も飲んでいる。

これではあまり水分補給が出来ているとは言えないんですね。

推測ですが、実質1リットルも補給できていないのではないかと思います。

トイレも近くなりますし、コーヒーで水分補給している人は1日1~2杯に留めて別で水分補給することをオススメします。

父にもあとで言っておきます。 

コーヒー以外の水分補給にならないもの

利尿作用のある”カフェイン”はコーヒー以外にも含まれているので気をつけたいところです。

  • 紅茶
  • 緑茶・烏龍茶
  • 栄養ドリンク(エナジードリンク)
  • アルコール

とはいえお茶類のカフェインは利尿作用が少なく、大量に飲まなければあまり問題はありません。

栄養ドリンクを一日に何本も飲む人はいないでしょう。
何本も飲まなきゃいけないような状況なら今すぐそこから抜け出すべきです!

アルコールに関しては水分補給どころか水分を排出する作用があると言われています。
お酒を飲んだらそれと同量以上の水を飲むようにしましょう!

休日の父は水よりチューハイばかり飲んでいるような…
アルコール度数は低いけど、気をつけてほしいなぁ(^^;)

他に飲み物といえばジュースもありますが、こちらはカフェインを含まれていませんので水分補給になると言えるでしょう。

しかしジュースに関しては糖分が、牛乳には脂肪分が多く含まれています。
飲みすぎると肥満や糖尿病の原因となるので、水分補給として大量に飲むことはおすすめできません。

水分補給に向いているもの

では、なにを飲んで水分補給をすれば良いのか? 
今までの話からもうお分かりかと思います。

そう、カフェインが入っていないものを飲むと良いのです。
カロリーが少なければ尚良し(笑)

水・白湯

個人的なオススメはやはりですね。
カロリーゼロで、手っ取り早い。そして安い!

お湯にすると冷えを予防して代謝を上げるなどの身体に良い影響もあります。
暑いので夏場は常温の水くらいがちょうど良いのではないかと思いますが(^^;)

ただし、大量に汗をかく夏場に水だけを飲むのは危険です。
体内の塩分濃度が下がり、水分補給どころか脱水症状を起こしてしまいます。

水を飲むのであれば、飴やタブレットなどで塩分・糖分、ビタミンも一緒に摂るようにしましょう。

 

麦茶・ハーブティー

カフェインが入っていないお茶であれば水分補給として飲んでもOKです。

中でも麦茶は体を冷やす作用があり、ミネラルも豊富なので、熱中症対策としても良い飲みものだと思います。

夏に麦茶が飲みたくなるのは自然の摂理なのですね(^^)

ハーブティはその香りからリラックスしたり、美肌や健康への効果が期待できます。
味が苦手でなければ、水分のついでに元気の素も一緒に補給してみてはいかがでしょうか。

※妊婦さんなどはハーブの種類によって飲まない方がいい場合もあります。ハーブ選びにはご注意ください。

スポーツドリンク・経口補水液

スポーツドリンク・経口補水液は塩分、糖分も含まれているため水分の吸収率が良くなりますので水分補給に最適です。

ただし、飲みすぎると肥満や高血糖の原因になることも。
夏場や屋外で活動するとき、運動後の水分補給として飲むことをおすすめします。

牛乳

運動後の水分補給といえば、スポーツドリンクのほかに牛乳もオススメです。

運動後30分間は栄養の吸収が良くなっています。

牛乳にはカルシウムやたんぱく質が多く含まれているため、運動後はそれらの吸収率が上がり、筋肉が育ちやすくなったり暑さに強い体を作る手助けをしてくれるんです。

また夏は汗と一緒にカルシウムも排出されてしまうので、牛乳を飲むことでカルシウム不足による骨粗しょう症や動脈硬化などのリスクを減らすという目的もあります。

体力づくり、夏バテ防止として運動後にコップ1杯(200ml)飲むと良いでしょう。

ただし、先ほど書いたように脂肪分も吸収されるので飲み過ぎは禁物です!

お酢

疲れたとき、疲れそうなときにはお酢も良いですね(^^)

がぶ飲みするには向いていませんが、疲労回復効果があるので夏バテなどにピッタリの飲みものです。

某置き薬の営業さんは暑い時期は自社のお酢を飲みながら外回りをしているそうで、飲んでいないときと比べて疲れがまったく違うと言っていました。

酸っぱいスタンダードなお酢や寿司酢など種類がたくさんありますが、飲むならりんご酢やもろみ酢などがおすすめです。

食中か食後、水などで5~10倍ほどに薄めて飲みましょう。
濃さにもよりますが1日2~3杯が目安です。

個人的に好きな飲み方は炭酸割り。
スッキリとして美味しいですよ♪

 

コーヒーで水分補給をしたい人は

でも「コーヒーが好きだからたくさん飲みたい!」とも思いますよね。
そういう方はノンカフェインのコーヒーに変えてみてはいかがでしょうか?

その名のとおりカフェインが入っていない、または微量なので利尿作用は働きません。
寝る前や、妊娠中・授乳中の方でも安心して飲むことができますよ(^^)


単純に味が楽めればいい、という方は、コーヒーの味がするハーブティーに変えてみても良いでしょう。

コーヒー豆を使っていないのに味がするとは不思議ですが、普通のコーヒーのようにラテなどにしても飲めるハーブティーなんです。
もちろんノンカフェイン!

こちらはハーブの他にナッツや穀物など体に良い材料が使われているので、健康や美容面が気になる方は一度試してみてください♪

f:id:yoshimamo:20180107174142p:plain 全米No.1ハーバルコーヒー

水分補給の仕方

体は1度に250mlほどしか水分を吸収できないといわれています。
1度にたくさん飲むより、少ない量をこまめに飲むようにしましょう。

特に寝ている間に体内の水分が失われているので、夜寝る前と朝起きた直後はコップ1杯の水を飲むことをオススメします。
寝ている間の熱中症は異変に気づきにくいぶん本気で怖いので!

また1日に必要な水分量=体重×20~30mlと言われています。
体重50kgの人の場合は1日1500mlの水分を、夏場は汗をかくのでそれより少し多めに摂ってくださいね。

水分不足はドロドロ血液や代謝の低下、便秘などの原因になります。
しっかり補給して元気な体を保ちましょう!

【2015年8月14日 追記】

当エントリにコメントをいただきまして調べたところ、コーヒーも水分補給になるという実験結果が発表されておりました。

www.rda.co.jp

ぎゃふんと言わせるどころかぎゃふんと言わされてしまった。
悔しいー!(笑)

ただし空腹時のブラックコーヒーは胃に刺激を与えたり、カフェオレは脂肪分や糖分が含まれていますので水分不足ではないところで健康に影響を与える可能性があります。

寝る前の摂取は眠りを浅くさせるとも言われていますし、このような飲み物は嗜好品として時と場合を選んで飲むことをオススメします。

【2019年11月2日 追記】コーヒーの利尿(脱水)作用は本当なのか検証してみた。

とわかったフリをしながら、できるかぎりの情報は体感して納得したいタイプの私。

また上記の情報は50人ほどの実験結果ということもあり「本当かな?」と思ったので、今回実際に水分補給の一部をコーヒーにかえて、トイレの回数が普段と変わるかどうか調べることにしました。

まず私の普段の水分補給データ(食品の水分を除く)は以下のとおりです。

  • 1日の水分摂取量は1L前後
  • 主な飲みものは水(常温)、ときどき牛乳や野菜ジュース
  • コーヒーはカフェオレで1日0~1杯

いたって普通ですねw

そして上記の状態を3日間、水500mlをブラックコーヒー(常温)に置き換えて3日間過ごし、それぞれ1日のトイレ回数を記録しました。

実験中の飲みものはコーヒー・水・牛乳諸々、ということになります。

トータルの水分摂取量は同じ…と言いたいところですが、コーヒーの期間中は気温が上がったので200~300mlほど水分を多く摂りました。
水分摂取量と排出量のバランスはだいたい同じです。

結果

コーヒーに利尿(脱水)作用があるならトイレの回数が増えるはずですよね。

結果、こうなりました↓

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そもそもの回数が少ないことは触れないでね!(成人女性は平均4~7回)

うーん、水でもコーヒーでもあまり回数は変わりませんね(^^;)

コーヒーに変えて1日目は4回と、倍に増えています。

しかし2日目・3日目はまったく変わらなかったところを見ると、普段飲まない量で胃腸がびっくりしただけの可能性が高いかも…。

コーヒーを飲んで変わったこと

3日間ブラックコーヒーを飲んでみて、特に体への変化は感じられませんでした。

しいて挙げるなら、苦手なブラックを飲まなきゃいけないストレスが増えたくらいでしょうか(なぜ実験した)

コーヒー好きであれば美味しく水分補給ができて楽しい検証になったと思います(笑)

コーヒーでお腹をこわす人もいる

以上のことから「コーヒーは水分補給として飲むことができる」と言っていいと思います。
コーヒーでもいいんですね〜。
「水分(ほぼコーヒー)摂ってるぜ」とドヤ顔してきた父をギャフンと言わせたかったのにな〜(笑)

ただし、利尿作用はないのですが、人によってはコーヒーを飲むことでお腹がゆるくなる場合があるので注意が必要です。

コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経を刺激して眠気を覚ましてくれる作用をもっています。

しかし神経が敏感だったりカフェインを摂りすぎると胃腸の活動サイクルが乱れ、飲んだ水分をあまり吸収せずにスルーして便がやわらかくなってしまうんです。

実際にお腹がゆるくなったことのある方、「夜コーヒーを飲むと全然眠れない」「もともと胃腸が弱い」という敏感な体質の方は、コーヒーでの水分補給は控えましょう。

うちの母も、キンキンに冷えた麦茶を飲んでも大丈夫なのにアイスコーヒーを飲むと必ずお腹の調子が悪くなってしまうそうで。

コーヒー好きな人なので、なんだかうまくいかないなぁ…と切ない気持ちです(´・ω・`)

あ、私は検証結果のとおり鈍感ですよ。
寝る前にカフェイン摂っても快眠!(笑)

総括:水分補給OKだけどほどほどに。

というわけで、検証の結果「コーヒーも水分補給になる」ことがわかりました。納得しました(`・ω・´)

ただし体質によってはお腹がゆるくなってしまうことがありますのでご注意ください。

1日3〜4杯までで、嗜好品としてじっくり味わうくらいがちょうど良いのかもしれませんね。